カサエゴ

Casa Egoista (定員一名の小さな家)

Bon Voyage

越南縦断(8)3月4日 フエ8(漁村に立ち寄る)

ラップアンラグーンでの遅い昼食の後。ダナンの街はもうすぐそこにあるが、寄ってしまったらそれなりに時間をかけて見て回ることになるだろうし、そうなると帰路ホーチミン行きのベトジェット便に間に合うか心許なくなってくるので、少しばかり後ろ髪を引か…

越南縦断(7)3月4日 フエ7(ラップアンラグーン)

市場に立ち寄ってからフエを抜け南に向かう。ダナンあるいはホイアンあたりまでは十分日帰り圏内だが、今晩はホーチミン行きの国内線に搭乗のため夕方頃には空港に行かなければいかないということが頭にあれば少しせわしない。ダナンもいいけど田舎を見たい…

越南縦断(7)3月4日 フエ6(フエ市場)

フエの次はホーチミン。ハノイからフエまでは夜行列車を使ったが、フエからホーチミンまでまた長距離列車を使うのはさすがに時間が勿体ないのと、この国での鉄道の旅はイマイチと判明したこともあって国内線を使用することとしてベトジェットの国内線を予約…

越南縦断(6)3月3日 フエ4(フエの夜)

王宮外のアオザイパレード 閉門時間が過ぎた王宮に閉じ込められそうになりながら何とか脱出した頃には完全に夜。散々歩き回って足が疲れたのでとりあえず一休み、ふと傍らを見ると店じまいを始めているあんみつ売りのおばちゃんが目に入り、喉も乾いたので本…

越南縦断(5)3月3日 フエ3(フエ王宮)

それからフエ最古1601年創建のティエンムー寺院、ランドマークの七重塔は立ち入り不可で伽藍の周囲をぐるっと回って終了。 境内には巨大な鉢植えが この回廊もなかなか好み 日本と異なりレンガ積みの七重塔 寺院は緑豊かでそこら中に巨大な鉢植えの植栽が置…

越南縦断(4)3月3日 フエ2

カイディン帝廟 バイクタクシーの後部座席で揺られること暫し、まず到着したのはカイディン帝廟。建築はおよそ今から100年前とそう古いものではないが、その他フエの歴史建造物とセットで世界遺産に指定されている。18世紀から20世紀の阮朝の歴史はそのまま…

越南縦断(2)3月2日 ハノイからフエ

空港からおよそ45分でハノイ中心部に到着 空港からおよそ40分も走ると、バスの汚れた車窓からの眺めはいかにも賑やかな街の風景に変わった。走行中にスマホで調べたところによると、この路線バスは目的地であるハノイ駅前には止まらない。Googleマップで自分…

越南縦断(1)成田からノイバイ空港からハノイ市内

10時15分成田発QH413便 「バンブーエアウェイズ」とかいう聞きなれないベトナムの新興エアラインはLCCのようだがLCCではない、その証拠に成田空港の発着はLCC専用の第三ターミナルではなく、また機内食もきちんと出る。という前情報の通りに、成田空港第二タ…

遍路あれこれ

立ち寄った土産屋のおやじの弁によればコロナ禍の影響により平年よりかなり遍路者は少なかったらしいのだが、それでも遍路の過程で多様な種類の遍路を見かけた。 歩き遍路遍路の王道は勿論1200㎞を踏破する歩き遍路に違いないが、普通の社会人に一か月半もの…

お遍路のルーチン

山門で一礼し入場 手水場で左手右手を清め最後に漱ぐ*1 鐘楼に上がり鐘を撞く*2 本堂前に進み、蝋燭に点火し蝋燭立てに立てる 線香三本に点火し線香立てに立てる 納め札を札入れ箱に収める 賽銭箱に賽銭を納める*3 鐘を鳴らす 数珠を持ち一礼 納経する(AB何…

さすらおう この四国中を

www.youtube.com 「さすらいもしないで このまま死なねえぞ」仰る通りですね民生さん 難所の一つ12番札所焼山寺。なお笠はこの翌日バラバラに崩壊 行く先々で満開の菜の花に出迎えられる幸先のいい旅路、 室戸岬に昇る朝日を左手に見ながら走り、 足摺岬で暑…

漂泊の思ひやまず、

年度末ぎりぎりまで粘っては見たもののコロナ禍なお収まらず、いや調べてみればワクチンパスポートがあれば入国のハードルが比較的低い外国は割とあるものの、肝心の我が国に帰国した際に問答無用で二週間の隔離では仕事復帰するのに差し支えがありまくりな…

北の大三角形の旅(17)2020年3月8日 初めての南周りの帰路でイスタンブール空港のホスピタリティの低さに憤慨する(了)

トーシャウンでの最後の朝、TVを付けるとCOVID19の特集番組が流れている。 「正しく恐れよう」なんて言っていたこの日から二週間もしないうちにドミノ倒しのように欧州全域でロックダウンに踏み切っていったのだから、今にして思えば感染爆発の凄まじさが伺…

北の大三角形の旅(16)Faroe Islands 6 Price survey in Torshavn

ホテルから徒歩10秒のチェーンスーパーfkには滞在中何度か足を運んだ。なぜ観光客が地元スーパーに足を運ぶかって?それは貧乏トラベラーだからだね。 店内を隈なく見て回り、北欧といえどもこの島の物価はそれほど高くないことが分かった。肉や玉子、野菜な…

北の大三角形の旅(15)Faroe Islands 5 トーシャウンの港と灯台

月にフォーカス 手前にフォーカス トーシャウンの港の向こうに見える灯台付近は夜は街灯の一つもなく真っ暗で人気もないので女性にはお勧めできないが、撮影スポットとしては中々。ということで三脚担いで登っていく この小さな灯台 シャッター5秒くらい 灯…

北の大三角形の旅(14)2020年3月7日 Faroe Islands 4(最後の街歩き)

やっとの思いで帰り着いた空港からバスで再びトーシャウンの街へ戻る。 暖房もない休業日の空港ロビーでしばしバスを待つ カフェも休業、カウンターにむなしく翻るフェロー諸島の旗 ずぶ濡れの下半身が自然乾燥する頃にやっと帰りのバスが来る バスはソルヴ…

北の大三角形の旅(13)2020年3月7日 Faroe Islands 3(ソルヴァグスヴァテン湖で凍える)

一夜明けて、さて今日はどうしようかな。 オンシーズンの夏であればパフィンを見に行くツアーとか滝を見に行くツアーとか様々なワンデーツアーがあるのだが、生憎とシーンズンオフ真っ盛りなのであまり種類もなく。自転車で島巡り半日コースというのは少し惹…

北の大三角形の旅(12)2020年3月6日 Faroe Islands 2(小さな島の小さな首都)

歴訪31か国(および地域)目はフェロー諸島 フェロー諸島は英国とアイスランドの中間程の海に浮かぶ、沖縄と同程度の広さの小さな島。デンマーク領ではあるが、自らの首都を持ち政府と首相を戴き国旗を掲げ独自通貨が流通する自治領でありほぼ国と同等*1。 …

北の大三角形の旅(11)2020年3月6日 Faroe Islands 1(極北の島から北の島へ)

北の島のハシゴは大変だ アイスランド、スヴァールバル諸島に続く北の大三角形の締め括りはフェロー諸島。スヴァールバル諸島からフェロー諸島は直線距離なら二時間程度のフライトで十分な筈だが、生憎この両島を結ぶ直行便はない。 本来ならこれ なのでロン…

北の大三角形の旅(10)2020年3月5日 Longyearbyen 4(氷河の小旅行)

北の果てでスイカを食す朝 翌朝。 朝焼け 手前の人は人ではなくマネキン 翌朝のスノモツアーは8時に宿の前でピックアップ、それまでに朝食はしっかり摂る 見かけによらず朝食ブッフェの豪華さにヒデキ感激 まさか世界最北の町で冬にスイカが食べられるとは …

北の大三角形の旅(9)2020年3月4日 Longyearbyen 3(ホッキョクグマの幻影に怯えながら遠景)

在宅勤務から出社頻度が増えつつある昨今、朝起きてから夜寝るまで仕事という超絶ブラックなリモートワーク環境を脱出してやっと出社ベースに戻れそうなのでほっとする。やはり家は働く場所ではない。まず働く用の椅子がない*1から身体にかかる負担からして…

北の大三角形の旅(8)2020年3月4日 Longyearbyen 2(世界最北の町歩き)

まずは明日の計画を Mary Ann's Polarriggの26号室のベッドに身を投げ、スマホを宿のWi-Fiに繋いでしばし翌日の計画を立てる。オフシーズンとは言え冬には冬のツアーがあるもので、メジャーどころは犬ぞりツアーとスノーモービルツアー。犬ぞりは犬選びから…

北の大三角形の旅(7)2020年3月4日 Longyearbyen 1

北の大三角形の二角目に向かう Lonhyearbyen、ロングイエールビーン。北極点からおよそ1,300km、つまり北極点が東京とすればロングイエールビーンは福岡くらいの位置関係であり、ホッキョクグマがそこら中にいるので銃を携行せずに町を出ることは禁止されて…

北の大三角形の旅(6)2020年3月3日 Oslo

オスロ中央駅の裏手のオペラハウスから駅を挟んで反対側、駅前から東側に真っ直ぐ伸びる一本道を進むと王宮。東京駅丸の内口からまっすぐ進むと皇居という位置関係とよく似ていて非常に分かりやすい。 通過する駅内はエキナカが非常に充実していてとても楽し…

北の大三角形の旅(5)2020年3月3日 Oslo

13年ぶりに踏んだオスロの地。 2007年のオスロ。寒いので街中に普通にスケートリンクが出来る 明日も朝早いので今回はプチ観光、前回の訪問から新たに出来たランドマーク、オスロ中央駅の裏手に出来たオペラハウスを見学。 駅の裏手はすぐ海 おー見えてきた …

北の大三角形の旅(4)2020年3月3日 Oslo

次の訪問地、ノルウェー領スヴァールバル諸島の「最北の町*1」ロングイエールビーンへの直行便はレイキャビークから出ていないので、一旦ノルウェーの首都オスロまで出てから国内線に乗り換えて行かなくてはならない。乗り合わせも悪いため、ロンドンに続き…

北の大三角形の旅(3)2020年3月2日 Geysir-Snæfellsnes

猫のRaggiを見送ってからベッドで宿においてあった観光パンフを広げ、冬季でも種々設定があるレイキャビーク発の半日観光ツアーを検討する。温泉ツアーや洞窟ツアーも捨てがたいが少々予算オーバーなので、よりお手軽なゲイシールとスナイフェルス半島を巡る…

北の大三角形の旅(2)2020年3月1日 Reykjavík

ヒースロー空港発レイキャビーク空港行きのノルウェー航空は早朝発、初日にしてホテル朝食を食べ損なって*1夜明け前の空港に向かう。 ターミナル間は専用地下鉄で移動 レイキャビーク行きノルウェイ航空はEチケット非対応、チェックインはセルフ 夜が明けて…

北の大三角形の旅(1)2020年2月29日 London

「北の大三角」とかいって何でまずロンドンよ。といえば、単純にレイキャビクへの直行便は日本から出ていないので必ずどこかで乗り継ぎが必要ということと、かつ当日内の到着便は自分が払える範囲の航空券では存在しなかったのでやむを得ずまずロンドンで一…

おろしや国一週間(22)二都から空港へのアクセス

国の玄関である空港に降り立った人はほぼ全てがそのまま街へ行くので、所謂先進国と呼ばれる国であれば降り立った空港から街へのアクセスは整えられているし、どう行けばいいか分からないと困ることはまずない*1。しかしその逆はどうかというと今一つ分かり…