カサエゴ

Casa Egoista (定員一名の小さな家)

第三期内壁工事(8)第五次工事(10/2-10/3)第六次工事(10/8-10/9)

手元の記録によると日曜の未明までかかって第四次工事を終え、同日の昼から引き続き工事を行ったことになっている。あまり多次に渡ったのであまり良く憶えていないが、記録が正しければそういうことなのだろう。この日から翌月曜日の未明にかけ二階寝室スペ…

第三期内壁工事(7)第四次工事(10/1-10/2)

休息を取ると午後からはロフト壁と内壁の鏝塗りを開始する。ロフトの高さは1m程度しかないので面積としてはそれほど大きくないが、収納されている荷物を脇に寄せた(下ろすスペースは部屋にもない)まま、肩幅程度しかない空間で四つ這いになりつつ鏝を振る…

第三期内壁工事(6)第三次工事(9/30-10/1)

連休が多かった9月も壁に向き合った記憶しかない。 そして9月最後の週末も左官で明け暮れる。金曜日に帰宅してから作業開始、土曜日の未明までかかって二階の南側の壁と西側の壁、窓上部の壁から連なるロフトの壁の途中まで塗り進める。今回はラフにどんどん…

ささやかな夢の実践(秋のルーチン)

我が家のシンボルツリーたるアオダモの木は10月半ばから徐々に紅葉を始める。 植えられる木にとって決して恵まれているとは言えない小さく痩せて荒れているスペースだが、アオダモには合っていたらしく植樹の時には160cm程度しかなかった樹高も現在は4m、二…

第三期内壁工事(5)第二次工事(9/23-28)②

誤って取り寄せてしまった1.5㎜骨材ゴロゴロのごつい漆喰。どうするかなー。勿論内壁に塗っていけないということはないが、0.5㎜骨材の漆喰とは風合いが異なるだろうし壁の真ん中でいきなりガラッと変わるのもなんだし。といっても今更返品もできないし、さ…

第三期内壁工事(5)第二次工事(9/23-28)①

翌週末は金曜日から始まる三連休、月曜日に有給休暇を取得し豪華に四連休として工事に没入する。金曜日は再び5時間かけて養生、次いで再度取り寄せた二つ目の下地材(15㎏)の塗布。8時間かけて下地材を塗り切ったところで金曜日は終了。 第一次工事前に下地…

第三期内壁工事(4)第一次工事(9/18-19)

赤色が今回施工箇所。東側の壁は階段脇を一階から二階まで貫通 工事開始 SWの始まりとなる9月17日から19日の三連休、9月18日の夕方より漆喰鏝塗りの開始。スペースの問題と生活の問題で移動した大物家具家電は早いところ元に戻したいという意向によ…

第三期内壁工事(3)塗り始め前に一仕事

今回用いたスイス漆喰「カルクウォール」は練り済みの状態で販売されている(サイズは25㎏と10㎏)。一般の「練り済み」漆喰は粉と水を調合して撹拌機で混ぜる手順を済ませた状態で販売されており、購入者は撹拌機など用意する必要もなく容器の蓋を開ければ…

第三期内壁工事(2)大移動

第一期の壁塗りは入居前の空っぽの家で行った。第二期の壁塗りは住みながら、北側の壁の前に置いてあるキャビネットや掛けてある衣服を移動させて行った。 第三期は北側以外の全壁が対象なのでそれはもう大変。机も本棚も靴棚もベッドも洗濯機もキャビネット…

第三期内壁工事(1)マテリアル

12年前にローラー漆喰を塗った時にはローラー漆喰と本物の漆喰の違いもよく分かっていなかった。8年前に初めて漆喰を左官で塗った時には漆喰の種類と特徴についてもよく分かっていなかった。今回は・・・ 施工計画の傍ら漆喰について調べてみると、漆喰には…

第三期内壁工事(0)契機

入居直前に二度の週末=4日間を費やして家中の壁に塗布した30㎏の「ローラーで塗れる漆喰」だが、10年を超えたあたりから何となく白さのくすみが気になるようになり、また気が付けば床にぽろぽろ落ちている白い剥落片を目にする機会が増えてくるようになった…

第三期内壁工事(エピローグ)

帰宅後、最後の行程であるカラー漆喰へのワックスがけを終えて漸く全工程を終了。 いや長かった。工事を開始した頃は夏の残り香が色濃く漂う初秋でハーフパンツにTシャツで大汗をかきながら作業していたのが、最終工程を迎える頃には庭のアオダモが紅葉を始…

令和4年SWは工事週間(第三期内壁工事)(概要)

第一期内壁工事(2010年3月) 第二期内壁工事(2014年11月) そして迎えた第三期工事が今回。施工対象は前回鏝塗りした箇所(1階北面の靴棚裏以外、2回北面全面)およびクローゼットと階段下の壁面を除く全ての壁面。今回は和漆喰でなくスイス漆喰のカルクウ…

3年連続で今宮神社例大祭の縁日は中止

例年であれば賑やかな9月の第一週末、露店が賑やかであるはずの眼下の駐車場は今年もがらんと静かなまま。いつまで自粛が続くものかねえ、という話とは全く関係なく「おすすめ」に出てきたYouTube動画。 3月のお遍路を思い出さずにいられないこの狭隘な山坂…

ばっさり

我が家の擁壁から突き出て生えているモチノキ(と思っていた木)は建築中は一階の庇に届かない程度の高さだったのが、その後12年を経て2階の屋根を遥かに超える大木にまで成長した。この木なんの木気になる木、正解はネズミモチの木*1。小さな我が家をすっか…

夢の3DプリンタのRC住宅に死角はあるか

前から話題になっていた3Dプリンタで作成する家がいよいよ本格的に市場に参入するというニュース。 プロトタイプの家、スフィアと名付けられた10㎡の卵型の建造物を家とする人はいないだろう。用途としてはテントとほぼ変わらない=住宅としては使用できな…

水栓交換で好き環境を推進

シンクから突き出る一本のパイプというこれ以上ないシンプルな成り立ちと国内メーカーにはないステンレス無垢の質感に一目惚れしたものの、値段が値段なので何年間もずっと購買リストの下位に位置したまま浮上してこなかったMGSの水栓。 メーカー直販はない…

終活ことはじめ

どんな人間であってもあのような死に方をすべきではないし、気に入らない主義主張だからといって暴力で排除するのは自殺行為であり許されないこと。どのような妄想を拗らせて生きる資格はないと断じたのか知らないが、あのような行動に及ぶ人間こそ生きてい…

銀座奥野ビルのスダ美容室

銀座奥野ビル306号室プロジェクト 竣工1932年、今年で実に築90年を迎える銀座最古の建造物の一つである奥野ビル。 これまで震災や戦災で被害を受けることもなく、新しいビルに建て替えられることもなく奇跡的に建築当時の姿を保っているこの七階建てビルの内…

SMGs:持続可能な維持目標

日頃よく見るYouTube動画の中に「一生声変わり中」でおなじみのモータージャーナリストウナ丼氏のチャンネルがあるが、氏の愛車であるメキシコ製ビートル*1が先日走行中の突然のブレーキトラブルでレッカーされたという。 一番新しい年式でも18年落ちの中古…

LWH004を見れば施主が分かる

渋滞に巻き込まれたせいで、竣工直後のLWH004の内見会が開催された越谷に到着したのは最終回の時間を大幅に超過した午後3時半も過ぎた頃。さらに車を停めたところから15分ほど歩いてようやく辿り着いた家の前には、戸締りして帰ろうとしていたところを引き留…

体験の価値

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」とは鉄血宰相の異名で知られるビスマルクの有名な名言だが、経験を一次情報、歴史を二次以下の情報と置き換えた場合にはどうだろう。 人類史上かつてなかった情報化社会が到来し我々の周りは様々な情報で溢れているが…

封鎖都市の初夏の一日

どこもかしこも真っ赤っか、封鎖状態の東京で無駄な抵抗をせず*1まったり過ごすGW。逆光となる午前中の我が家から望む眺めは蛍光グリーン。 *1:遠出するなら夜明け前に出立、帰京は午前中かさもなくば深夜まで待つのが鉄則

遍路あれこれ

立ち寄った土産屋のおやじの弁によればコロナ禍の影響により平年よりかなり遍路者は少なかったらしいのだが、それでも遍路の過程で多様な種類の遍路を見かけた。 歩き遍路遍路の王道は勿論1200㎞を踏破する歩き遍路に違いないが、普通の社会人に一か月半もの…

お遍路のルーチン

山門で一礼し入場 手水場で左手右手を清め最後に漱ぐ*1 鐘楼に上がり鐘を撞く*2 本堂前に進み、蝋燭に点火し蝋燭立てに立てる 線香三本に点火し線香立てに立てる 納め札を札入れ箱に収める 賽銭箱に賽銭を納める*3 鐘を鳴らす 数珠を持ち一礼 納経する(AB何…

さすらおう この四国中を

www.youtube.com 「さすらいもしないで このまま死なねえぞ」仰る通りですね民生さん 難所の一つ12番札所焼山寺。なお笠はこの翌日バラバラに崩壊 行く先々で満開の菜の花に出迎えられる幸先のいい旅路、 室戸岬に昇る朝日を左手に見ながら走り、 足摺岬で暑…

漂泊の思ひやまず、

年度末ぎりぎりまで粘っては見たもののコロナ禍なお収まらず、いや調べてみればワクチンパスポートがあれば入国のハードルが比較的低い外国は割とあるものの、肝心の我が国に帰国した際に問答無用で二週間の隔離では仕事復帰するのに差し支えがありまくりな…

アウトレイジ

烏組「てなわけでワシらも露組のやり方にはほとほと嫌気がさしてますねん。ここはひとつNATO一家の盃受けさせてもらう訳にはいかんやろか思いましてな」 英組「どうします米組の親分、烏組いうたら露組の兄弟分やさかい、なんぼここ最近関係が険悪になってる…

家になる

我が家のすぐ近くのだっだ広い空き地に六戸集合のテラスハウス(建築法上は「長屋」*1)の建築が始まって早一年近く、いよいよ工事も大詰めで内装と外構の仕上げに掛かっている様子。何せ我が家から一歩外に出れば否応なく目に入るのでごく自然に工事の進捗…

増えたモノはせめて綺麗に収納

長年乗っていた小型二輪に加え大型二輪が我が家の住人となってから、気が付けば随分と持ち物が増えてしまった。都内限定の足である小型二輪とは移動距離もスピードも桁違いなので装備もそれなりのものでなくてはいけないということであれも要るこれも要ると…