カサエゴ

Casa Egoista (定員一名の小さな家)

こだわらないことにこだわる?

こだわってるように見えるのか。うーむ
実は「こだわり」という言葉は余り好きではない。というか、余りいい印象がない。
あくまで自分の印象だが、何か頑なで偏屈な感じがするのだ。視野が狭いというか、これと決め付けて他の選択肢をはなから受け入れないような。

オタの世界にはこの手の輩は結構多い。自分の嗜好のみを至上とし他を無下に否定して切り捨てる、悪い意味での「こだわりの人」。

FF?AT?ありえないっしょ。
国産スポーツ?ダサいっしょ。
ベルロス?ガワじゃん。
インター?エタポンじゃん。
ブレゲ?レマポンじゃん。
ランゲ?ゾンビじゃん。

みたいな。


それぞれいいところがあるのに、自分の好みに合わないというだけで十把ひとからげに否定してしまう。そういう視野狭窄(こだわり、とルビを振る)は実に愚かしい事だと思っていて、家を持つと決めた時からなるべくそういう状態に陥らないように心がけていた。出来るだけフラットな視線で選択肢を広く揃え、その中から自分に本当に合うのはどれかを考えて選ぶように。
だから初めはマンションも中古戸建ても建売も見に行ったし、土地選びの際も東西南北、山の手からド下町まで数多の物件に足を運んだ。床板は10種類近くの樹種のサンプルを取り寄せ、タイルも分厚いカタログを穴が開くほど眺め、内壁も…壁だけは漆喰と初めから決めていたが、やはり多くの色と種類を並べてみて良さげな一品を選んだ。

まあそういう感じで、なるべくこだわらないように気をつけていた。なので「こだわってるねえ」と言われる都度、反射的に「いや別にこだわってないよ」と否定していたのだが…それもこだわりだよと言われれば、結局は酔ってないと強弁する酔っ払いみたいなものなのか。うーむ難しい