カサエゴ

Casa Egoista (定員一名の小さな家)

階段ボックス板張り(3) 塗っておしまい

おすぎです。このオーク大好き!塗っておしまい!

ではなくて「塗ってお仕舞い」。

杉とは違い、なまっちろい素の表情のままではどうにも物足りないのがオーク。
そこで着色するのだが、通常のペンキではせっかくの木目を塗りつぶしてしまうので好ましくない。塗料であればステイン系。今回は馴染み深い「匠の塗油」の顔料入りのタイプを使用してみる。
色つきとはいえ塗料として見れば甚だ頼りなく二度三度と塗りこまなくてはなかなか色づかないこの油だが、逆に木目を活かしたいときにはうってつけ。
階段ボックスの外側は白い杉のフレームとの調和を考えて薄めの色を用いることにして、荏胡麻99%の色つき油「匠の塗油 赤錆色」を塗りこんでみる。
結果、


うーむ。
張る前の合板の色に近いせいか…



張る前とあまり印象が変わらないなと。
この色は今一だったか。

今一だったか。なんて大した落胆もないのには理由があって、色が良かろうと悪かろうと、どのみち外面はソファやらなにやらでその殆どが隠れてしまうのは分かっていた(苦労しがいがない場所ではある)。したがって外側は割とどうでもいい。今回の主役は内側。

内側面はこれから追加する照明に間近で照らされる事を考慮してより濃い色を。ここには古材テイストな色合いが特徴の「匠の塗油 久米蔵色」を三度塗り(こちらは色つきでも荏胡麻100%)。
結果、

追加照明はエジソン
いい感じに木目が浮き上がった。
ここはこの色で正解。そして狙い通り、夜はなかなかいい感じに。
ただのつまらない暗がりが今では家の中のお気に入りスポット。しかし年内に片付いてほっとしたね(年越しの十日前に完了)。