カサエゴ

Casa Egoista (定員一名の小さな家)

がっかりプロ

よりによって見学会の場で水がだらだら漏れ出した一階のエアコン。調べてみると一番ありがちなのがドレンホースの詰まりという事で、amazonに二千数百円払ってドレンホースクリーナーなるポンプを取り寄せ、ドレンホースに突っ込んでスーコスーコ吸い出してみるも何も出ず。これは本格的に故障か。
やむを得ず出張業者を呼び見て貰う。ドレンホースや水平のチェックなどは異常なく、ケースを取り外して内部を調べると…

「これ、ドレンホースつながってないですね」
「え」

昨秋に行った壁塗りの際に電気屋を呼び上下階ともエアコンの付け外しを行ったのだが、その際にドレンホースを本体につなぎ忘れていたらしい。確かに一階の冷房はそれ以来、見学会の日までつけていなかったのだが…それってエンジン組んで排気管をマフラーにつながないレベルの大ポカじゃないか。

「そんなことってあるんですか」
「普通はないですけどね。あとこれ見て下さい、熱交換器のフィンが潰れているでしょう」
「あー確かに」
「ケースは裏から外さないといけないんですが、前から外そうとしてドライバーかなんかで無理やりこじった跡です。こういうことも水漏れの原因になるんですよ。これは一応大丈夫みたいですが」

最初に依頼した時に若いのに一生懸命やると思い壁塗りの時にも再度取り付けをお願いしたのだが、実は相当に適当な仕事ぶりであった事が判明。うーん、プロとしてがっかりだなあこれは。出張工事費とドレンホースクリーナー含めて三万円近く自腹を切った事を含めがっかり。

今後何か工事をお願いする時には業者選びににナーバスになってしまいそうだが、電気屋の腕の良し悪しが素人に分かる訳もない。リーマンの感覚では分かり辛いが、自営業者のレベルは玉石混交が当たり前で、しかも見かけによらない。きっちりと作業着を着てきて適当な工事をする業者もいれば面倒くさそうな工事と見るや領収証も切らず出張費だけかっぱらってとっとと引き上げてしまう業者もいる一方、ジャージ姿に自家用車でやって来てこいつ大丈夫かなと思わせておいて工事はきちんとやる業者もいる。別に高い技術力を求めている訳でなく当たり前の事を当たり前にやる業者が欲しいのだが、それも運次第。
困ったもんだみのもんた

ジャージ姿でやってきてきっちりと工事している業者の例