カサエゴ

Casa Egoista (定員一名の小さな家)

外れ続ける天気予報と廃車の足音

いやーへっぽこ天気予報にまたしてもやられた今晩のワークアウト。
降水確率20%をあてにして出発してまもなく降り始めた横殴りの雨は最後まで続き、パンツまでずぶ濡れになって帰宅して再度天気予報を確認しても変わらず「20%」のままなのには呆れるばかり。20%の地域で雨、というレトリックも行動範囲からして全く当てはまっていない。
最近あらゆる分野で日本の劣化が取り沙汰されているが、天気予報の確度の低下もそれに含まれるのではないか。先月は降雨がなかった日は僅かに2、3日しかなかったのだが、天気予報では10%だの20%だの外れ予報を連発。先月に限って言えば自分の勘の方がよっぽど当てになったほど。雨中のロードバイクほど危険な乗り物もない訳で、天気の読みも含め自分の身は自分で守らなくては。

ブレーキから異音がして修理が必要となっている四輪の方はと言えば、ショップで確認したところパーツ在庫なし、ブレーキをワンオフで製作することになりこれまた目玉が飛び出るほどの費用が必要となった。お蔭さまで家づくりはしばらく中断を余儀なくされる。
二輪も四輪もどれくらいの走行で寿命になるかという話題がしばしば起こるが、実際のところボディやフレームがガタガタになって実用に堪えなくなるという事はほぼなく、機械ものは消耗したパーツをきちんと交換していけば半永久的に持つといって過言ではない。実際、走行100万kmを越えてなお現役なタクシーや長距離トラックなんかザラにある。それよりもパーツ供給が途絶えて修理不能になり廃車を余儀なくされるケースが殆どで、すなわちパーツ供給が途絶えたときが乗り物の寿命といっていい。

その意味では、今月で納車から満17年を迎える自分の車も相当に厳しい状況にある。
極めて重要な保安部品であるブレーキのパーツがなく修理不能ということは本来はもうこの時点で廃車が確定している筈。実際のところ大抵の部品はメーカー純正品がなくてもワンオフ製作すれば何とかなるのだが、費用対効果として適切かといえば話は別。パテックフィリップが自社製品であればどんなに古くても必ず修理できると公言しているのは有名だが、彼らは足りないパーツをその場で作って間に合わせてしまうから決して誇張表現ではない。ただし下手をしたら本体代を上回るほどのパーツ製作費用がオーナーに請求される。なので前述の大見得は「金に糸目をつけぬなら」という但し書きがつく。
自動車も同じで、金に糸目をつけないならどんな修理だって出来る。あとはそれだけの金をかける価値があるか否かという判断の問題。今回の修理は何とか負担できる範囲に留まっているが、今後同様の事態が立て続けにおこるのであればいよいよ本格的に「乗り続けるか、止めるか」を検討する必要が生じるかもしれない。あまり考えたくはないものだが…やはりボーナスが出たら大型二輪免許を取りに行っといた方がよさそうだ。将来の万一の事態に備えて。