明けて令和元年五月一日
24時間を経過しボンドが十分硬化したのを確かめて工事の続き。
まずはスペーサーを外すところから。
普通のスペーサーなら真上に引き抜けばいいのだが、今回使用したレベリングスペーサーは足がタイルの下に回り込んでいる。なので足はそのままにして直立している上部だけを取り除くことになる。
この取り除き作業が楽しい。こんな感じで
達磨落としのようにスコンスコンと小気味良くスペーサーを取り除いたところで目地詰め…の前に目地スペースにはみ出たボンドを取り除く作業が待っている。ボンド施工ならではのこの地味な作業もまた綺麗に目地を詰めるためには欠かせない。NT大型カッターの刃が一本ボロボロになるまで片っ端からガリガリとほじりまくる。
目地スペースからボンドを綺麗に取り除き、ついでにタイル表面に付着したボンドをシンナーで落とした後で漸く目地詰めの用意。通常は目地詰めに養生は行わないのだが、横着な自分は拭き取りの手間を省くために今回は養生を行う。
タイル貼りに比べれば目地詰めなどデザートのようなもの。
画像のぶれ加減からも緊張感の欠如は伝わってくる
アルカリで指紋が荒れてしまうが、目地詰めには指の腹を使うのが一番。
目地を押し込んで表面をならし、養生テープを剥がして仕上げにサンポールを希釈した希塩酸でタイル表面を拭いて付着した目地モルタルを取り去る。
かくして令和初日の工事はあっさりと終了。
これで完成…ではなくまだ仕上げが残っているのだが、それはまた後日。