カサエゴ

Casa Egoista (定員一名の小さな家)

旅から戻ってまずした事は

旅の間を通して守るべき主人の足(右足の甲とアキレス腱)を散々に痛めつけてくれたろくでもないブーツを脱ぎ捨ててゴミ箱に放り込む事だった。

「デッドストックの旧い仏軍ブーツ」…ごついアンクルストラップを備えたその褐色のブーツはいかにも頑丈そうな見てくれで旅用にうってつけだと期待したのものだが、防水性が皆無である事を露呈しただけでなく水を吸ってギプスのように固まって縮まったそれはもはや靴というより只の拷問具。絶えず鉄の環で足を締め付けられるような痛みに苛まされ、最後の三日間は殆ど足を引き摺って歩きながら、やはり古い革は駄目だと身をもって思い知った痛い教訓。

これだけ辛ければ普通は現地で買い換えるものだが…日本に戻れば靴は十分足りていると思うと、残り三日何とか我慢しようとか思ってしまうんだよなあ。只のケチとも言う。