カサエゴ

Casa Egoista (定員一名の小さな家)

陰翳礼讃

今月のBRUTUSは毎年恒例の居住空間学特集、目にするや思わず表紙買い。

グラビアページにも渋カッコいい家が目白押しで期待を裏切らない。今年のテーマ「進化する部屋。」は自分の目指すところでもあるのだが、これらのピカピカではない陰のあるエイジング感は正にど真ん中ストライク。サブウェイタイルも渋くていいなあ。洗面の前の壁に貼ってみようかな。フラットハウスはあんなに低くて湿気は大丈夫なのかしら

建築家と呼ばれる人にも得手不得手はあると思うが、昨今主流のツルピカで温度を感じさせない無臭無機質なモダンとは対極にあるこういったテイストはS氏が得意とするところではないかと思う。家を建てることを考えていて、かつ今月号のBRUTUSの掲載事例に胸が熱くなる人なら相談してみても多分損はない。逆にCGのようにクリーンで陰が無くて白くて螺旋階段でひたすらスタイリッシュなのがいいという人は…どうかなあと。上げてるんだか落としてるんだか分からない(笑)