カサエゴ

Casa Egoista (定員一名の小さな家)

西へ

久々の短期出張の行き先は関西の某小都市。
3.11以降に本国の肝入りで導入されたコンテンジェンシープランで整備が進んでいる「セカンドオフィス」における業務演習を行うのが今回の出張の目的。

首都直下型地震で東京の本社が使用不可能となった場合は速やかに東京を脱出し、セカンドに移動して一両日中にも業務を再開継続するという青写真…しかし肝心の移動はどうするつもりか。本当に東京が壊滅したら新幹線なんか一ヶ月やそこらじゃ到底復旧しないだろうし、災害発生を想定した模擬演習であれば、実際には使えないに決まってる新幹線のチケットを支給するよりも「移動には在来線を用いるべし」とか「自動車かバイクで向かうべし」とかしてくれた方がより実践的だと思うのだが。まあそうすると移動だけで丸一日潰れるし、後者は事故のリスクもあるので難しいかもしれないが。

しかし新幹線を使っても4時間以上、西国は遠い。首都直下型大地震も群馬辺りまでいけば大丈夫だろうし、セカンドオフィスもせめてその辺に設置してあったなら交通インフラがどうなっても何とかたどり着けると思うのだが、遥か遠く関西の奥地なんかに作ったのでは新幹線が動かなかったらどうにもならんよ。文字通りの画餅。