カサエゴ

Casa Egoista (定員一名の小さな家)

白旗

四月を通して晩の食卓にドクダミ天ぷらが並ぶこと実に六回。
調理一回毎に揚げる量は軽く三人前はあろうか。何十枚という量を一回に食す。
一千三百万都民の中で今月最も多量のドクダミを食した男、それは恐らく自分だろう。
いつ食べるのか?今でしょ!

摘む。揚げる。食べる。摘む。揚げる。食べる。摘む。揚げる。食べる。

一向に減らない。
じゃあいつ食べるのか?今でしょ!

摘む。揚げる。食べる。摘む。揚げる。食べる。摘む。揚げる。食べる。

全然減らないでしょ。それどころか倍々で増えていくでしょ!

昨年より更に地中根の範囲を拡大した我が家のドクダミ。昨年までは目に付いたカタバミタンポポといった他の雑草をあらかた駆逐してしまったばかりか、シンボルツリーの夏櫨の足元に植えたヤブコウジまで追い出しそうな威勢を誇っている。天ぷら屋でも開かねばとても取り尽くせる量ではない…参りました。



夏が来たら今度は纏めて茶にしてやる。負けるもんか