カサエゴ

Casa Egoista (定員一名の小さな家)

スイッチオン!

家のスイッチ八つをすべて交換するつもりで購入した八つのトグルスイッチ、場合によっては取り付け時に少しばかり加工が必要。
これは後で判明した事で、最初に出張工事を依頼した電器屋さんはこれが分からなかったが為に作業開始から5分で匙を投げ
「これは出来ません。いや無理っす。絶対無理っす。無理ったら無理っす」
と言い残し、出張費だけを受け取るとさっさと帰っていってしまった。
困ってしまってわんわんわわん。

一般的にネット通販のアフターはあまり期待できないもので、特に海外パーツなんかだとこういう場合に販売者が返金に応じてくれるかも怪しい※1。まあでもこれ国産品だしなあ。やいやい。と一応販売元のR不動産toolboxにメールしてみると、すぐさま製造元に対策を確認して翌日には対策方法を販売ページにアップし、ダメ元で申し出てみた「誰か出来る人紹介してくれません?」にも応えて工事士を手配してくれるという完璧なフォローぶり。返金してくれるかなあ程度に考えていた自分にとっては望外の展開で、一度は諦めかけただけに更に嬉しい。

取り付け当日は二名の工事士さんに加え、toolboxの事例ブログに載せる(らしい)写真を撮る為にtoolboxのHさんと製作者Sさんもお礼参りにいらっしゃった。
黙々と作業する二人、写真を撮りまくる二人、そわそわと挙動不審な家主、の合計五名が小さな家の中を動き回る事二時間※2、漸く全てのスイッチの交換が完了。やった。

ブレードランナーぽい感じ。質感最高、操作たのしー

さてこのゾルボンヌ印のトグルスイッチ、交換完了までにかかったコストは総額七万円台弱。

最初の電器屋さんの出張費を含めてね。
ほとんど作業せずに受け取った出張費を含めてね。
領収証も切らずに受け取った出張費を含めてね。
おーい小石川税務署の役人タ○○デンキ怪しいぞ調べたれ
(結構根に持ってる)

別に故障した訳でもなければ、変えたからといって機能が向上する訳でもないスイッチ交換に七万円払うのが高いか安いか。
それは人それぞれという他はないが、自分にとってみれば全然アリ。毎日毎日操作するスイッチがこれだけ楽しいものになる事を考えれば。


その他印象に残った事としては、隠し忘れた肉食系の居候が見つかって受けるHさん(女性)と引くSさん(男性)の対比が。これまでにアレを目にした人は数あれど、平気な顔をしているのは意外にも女子の方が多いのが面白い。ていうか野郎は例外なく引くのな
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※1 顔を付き合わせないネット商売のネガな面が出て「そんな事こっちに言われても (´・ω・`)知らんがな」とでも言わんばかりの突き放した返事を寄越されたりする事が珍しくない。なので見てくれの良さに惹かれて輸入品パーツを購入するのは結構リスクの高い行為なのだ。上級者向け  
※2 玄関の二連スイッチで相当苦戦して時間を取られた感じ。スイッチを加工すると壁の中のスペースが足りず、二人がかりで押し込んで何とか取り付けられた模様。