カサエゴ

Casa Egoista (定員一名の小さな家)

階段ボックスにアクセントを

我が家の階段、二階部分の周囲は角材と合板で囲まれている。

建築中ショット
こんな感じ。
恐らく建物自体の強度には寄与していないこの部分が何もない素通しであれば部屋はもう少し広く見えるかもしれないが、しかしすのこ状に渡された角材はその上の窓の開閉のための足がかりとなっているのでそうもいかない。
角材で囲まれたボックス状の空間は合板でそっけなく塞がれていて、この愛想のなさがこの家には合っているともいえるのだが、この部分にもう少し味が欲しくなった。
選択肢は二つ。取るか加えるか。

角材の枠組みだけを残して合板を取り去ってしまえば多少は開放感が増すだろうし、階段も明るくなるだろう。ぽっかり空いた隙間にはアイアンの棒でも取り付ければまた違った表情を見せるに違いない。
逆にこの合板の上から別の板を貼り付ける選択肢もある。それはそれで空間のアクセントになるかもしれない。

しばし迷ったが、剥がしてしまうのは後からでも出来る。まずはここに無垢の板を貼り付けたらどうなるか、やってみる事とした。