カサエゴ

Casa Egoista (定員一名の小さな家)

60年代の小さな家

ここ二年ばかりホラー映画を見続けてもやはりちっとも怖くない、という事で最近は怖いにこだわらず興味が向くまま片っ端からツタヤディスカスのウェイティングリストに追加。レンタルの順番などすっかり忘れているがそれが面白い。
という訳で年末に届いた月曜日のユカ。なぜこれを借りる気になったのかさっぱり覚えてはいないものの、見てみると舞台となった60年代の横浜元町や赤レンガ倉庫の風情が実に興味深い。
とりわけ印象深いのが加賀まりこ扮するユカが住む山手の長屋。長屋は往年の日本では珍しいものではなかったのだろうが、これがLWHどころでない小ささ。

真ん中に壁が通ってこれで二世帯。小さなトヨペットクラウンがお洒落
室内はこれで全て、ドアを開ければワンルーム

これだけ小さな家であるにも関わらず少しもせせこましさを感じず、寧ろ可愛らしく洒落てさえ見えるのは内外ともに余計な物が一切ない簡素さ故か。物が少ないのは映画のセットだから?いやいやこれを目指すのは無理ではあるまい。我が家もまだまだ。