一夜明けて小雪舞う曇りのモスクワ。とりあえずは赤の広場へ
今の子供たちは知らないかもしれないが、我々
団塊ジュニア世代が子供の頃に世界は西側諸国=資本主義国と東側諸国=
共産主義国の二つに分かれていて、西と東は互いを明確に敵とみなして陰に日向に争っていた。
ソビエト連邦はその東側諸国を
イデオロギーと暴力で支配して秘密警察で国民を抑圧し、隙あらば我々西側諸国に謀略をしかける何だか分からないけどやたらと恐ろしいラスボスのイメージが強烈にあって、
赤の広場と
クレムリンはそのラスボスの象徴だったのだが、それも
ソ連が崩壊しロシアとなって四半世紀も経った今となってはなんだかノスタルジックな思い出。
ソ連が崩壊する形で冷戦が
終結したのはいいことなのだろうが、能天気の誹りを恐れず言えばロシアより
ソ連の方が我々にとってはロマンがあったね。
ということで、自分にとってモスクワといえば
赤の広場。
地下鉄では緑の2番線
Маяковскаяマヤコフスカヤ駅から二駅目の
Театральнаяテアトラルナヤ駅で下車、連結通路から赤の1番線
Охотный рядアホートニュイ・リャド駅の出口から国立博物館脇に出る。 |
アホートニュイ・リャド駅 |
とりあえず
クレムリンをぐるりと回ってみる。
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③てくてくてくてく |
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④てくてくてくてく |
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➄橋の手前を左に折れて進むと赤の広場が見えてきた |
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⑥聖ワシリイ寺院とはゲーセンのテトリス以来のご対面 |
聖ワシリイ寺院入口はなぜか警官が陣取っていて人を寄せ付けない。
改修でもしているのか何か分からないが、
英語を一言も理解しないロシアの警官
※1とコミュニケーションを取るのはほぼ不可能なので仕方なくその場を離れる。
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➆クラスナヤ広場付近のイリンカ通りからモスクワ川方面を望む |
モスクワ最大の百貨店グムに面した
赤の広場には屋台や遊具が並べられお祭りのように賑やか。
かつての恐怖の
ソ連の象徴も今となってはかくも平和に。
屋台を冷かしながらうろうろしている内に早くも日が暮れる。
冬のモスクワは16時にもなるともう宵の口
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⑧ |
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⑧右手にモスクワ最大の百貨店グム。この地でこの建物で120年以上前から営業している老舗でもある |
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⑨ |
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でも買ったのはベリーのクレープ。はいケチです。紙コップにもグムの字が |
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マイナス10度程度では全然元気なモスクワ人。たぶん身体のつくりが違う |
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⑧夕暮れ空のグラデーションがやたらと綺麗なのは寒空のせいか |
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⑩とっぷり暮れた赤の広場。これ撮るのに三脚使ったがあまり効果なし |
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本日のうろつきポイント一覧。サイズ的には皇居一周くらい? |
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※1 ロシアの警官はロシア語を話せない人間を全く相手にしないので、モスクワで何か犯罪被害にあったら諦めるか日本大使館に駆けこむほか手はないとのこと。おそらく正しい。