カサエゴ

Casa Egoista (定員一名の小さな家)

トグルスイッチをお手軽に

我が家の壁の電気スイッチを全てゾルボンヌ印トグルスイッチに交換したのは4年前の夏の日のこと。品質には何の問題もなく、パチンパチンという小気味いい感触は取り付けた日から何ら変わることはない。メカニカルキーボードや手巻き腕時計やマニュアルトランスミッションが好きという感触フェチの気がある方には自信をもってお勧めできる一品。
販売代理店のR不動産toolboxでは出張工事の手配なんかも請け負っているのだけれど、そこまで本格的にではなくてとりあえずどんなものか試してみたいとか、賃貸なのでそもそも工事が無理とかいう人にお勧めなのが最近Pinterestで見つけたこれ


一見したところは本格的なトグルスイッチ…


実はスイッチプレートを外して代わりに取り付けるだけのお手軽施工。

モナカモナカ


元のスイッチはそのままで、プレートの代わりに取り付けた箱のトグルスイッチにつながった内側の棒で間接的にスイッチを操作するというナイスアイデア。これなら電気工事士を呼ぶ必要もなく自分で工事できるし、いつでも元の状態に復旧できる。
いいねこういうの。ただオリジナルのスイッチを生かすためにトグルスイッチは当然上下でなく左右に動かすことになるのがやや不自然であるのと、構造から推測するにスイッチの感触もパチンパチンというよりはポコンポコンとしたややソリッド感に欠けるものであるかもしれない。そこはそれ、お手軽施工が本格施工に敵う筈はない※1ので割り切るしかないが、でもこういうアイデアは好きだね


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※1 「敷くだけフローリング」が張ったフローリングには決して及ばない(双方を施工した経験から断言できる)のと同様。