カサエゴ

Casa Egoista (定員一名の小さな家)

おろしや国一週間(19)2018年12月19日 サンクトペテルブルクその8

カフェシンガーで一休み

再びネフスキー大通りの中ほどまで戻ると大型書店チェーンのドム・クヌーギで一休み
ペテルブルク店の建物はアールヌーボー調の格調高いビルで、元はシンガーミシンのビルであったとか。なので中2階に設けられたカフェはシンガーカフェという訳だ

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常に満席カフェシンガー、コーヒーとデザートで400ルーブルくらい
 
そして冬宮へ

シンガーを出ると更に通りを東に進む。ネフスキー大通りの突き当りがロマノフ朝の冬宮殿*1、現在の名をエルミタージュ美術館。午前中に訪れたスモリーヌイ修道院と同じくイタリア人建築家ラストレッリの設計

 

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広場を取り囲むように

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ロシアがローマの象徴である双頭の鷲を国章とするのはかつて皇帝が東ローマ帝国の姫を娶ったことから

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ちな夜景

ハイシーズンである8月には入場するのに二時間待ちは当たり前というエルミタージュも真冬であれば待ち時間ゼロ。やはり来るなら冬だね

 

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うんざりするほどの宮殿内部の豪華さはここに書くまでもないので省略。
エカテリーナ宮殿の「琥珀の間」に対し、こちらには「マラカイト(孔雀石)の間」も見どころ。

 

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美術館のコレクションとしてはラファエロダヴィンチといったルネサンス期よりも印象派の充実ぶりが好ましい。美術館にしては珍しく撮影禁止でない鷹揚さがいい

 

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クロード・モネ「霧のウォータールー橋」。そもそも霧にかすんでいるうえにモネの作風だから殆ど透かしのような

 

美術館は博物館でもあり、内部にはピョートルの部屋も再現。

大北方戦争で大国スウェーデンに勝利を収め現在に連なる「強いロシア」の始祖ともいえるピョートル一世は身長2mを超える大男であったが手先が器用で大工仕事が得意、船大工も花火師も習得してしまったのは凄いがしまいには歯科医の真似事にまで凝りだし、集めた手術道具で側近の歯を抜きまくって恐れられたという困ったエピソードも持っているが、件の歯医者道具までここには展示されている。

 

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いや、怖いでしょ

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見た目も功績もキャラも濃すぎるピョートル大帝

 

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しかし子供人気は抜群

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説明不要の分かりやすさ

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個人的には土産コーナーにあった熊にまたがるプーチン像が一番のツボ。15万ルーブル誰が買う

 

*1:夏宮殿は言うまでもなくエカテリーナ宮殿