最終日はチェックアウトしたら午後一のフライト。チェックアウトして空港に直行するには時間が余り過ぎるが遠出するほどの時間はない、このような半端時間を埋めるのが地下鉄駅見学。
世界には美しさでもって知られる地下鉄駅は数多い。ストックホルムのT-セントラーレン駅の青い壁画も有名だが、
そのクラッシックな美しさで世界一美しい地下鉄駅と評されることが多いのがモスクワ地下鉄のКиевскаяキエフスカヤ駅。
空港でも地下鉄駅でも実用一点張りでデザイン要素皆無な日本とは根本的にセンスが違う欧州の駅は見るだけで楽しめるものが多いのだが、冷戦下のソ連が(多分)東側陣営のボスとしての威信をかけてコスト度外視で飾り立てた駅とあらばこの目で見ておかない訳にはいくまい。幸いキエフスカヤは都心なのでアクセスは非常に楽。
ではレツゴー
博物館ではない。単なるプラットフォームをここまでの装飾に駆り立てる馬鹿馬鹿しいほどの情熱もまたおそロシヤ。
キエフスカヤ駅は青色の3番線と水色の4番線、茶色い5番線が交差するハブ駅であり、プラットフォームの豪華な装飾も路線毎で少し趣が変えられているので見逃さないようにしたい。