カサエゴ

Casa Egoista (定員一名の小さな家)

北の大三角形の旅(1)2020年2月29日 London

f:id:emash:20200622010543j:plain

 

「北の大三角」とかいって何でまずロンドンよ。
といえば、単純にレイキャビクへの直行便は日本から出ていないので必ずどこかで乗り継ぎが必要ということと、かつ当日内の到着便は自分が払える範囲の航空券では存在しなかったのでやむを得ずまずロンドンで一泊という次第。
初っ端からアクセスの悪さ全開の旅程だが、ただの移動に100万円も費やすわけにはいかないのでコストと利便性のバランスが重要。今回のフライトスケジュールとコストは「自分ツアコンできんじゃね?」という位なかなかのものだと自画自賛。お年寄りにはきついかもね

なお今回の旅はキャッシュレス化の恩恵にあずかり、エアチケットは一社を除き全てeチケット。席も選べるしカウンター行かなくていいしでいいことずくめ。

 

f:id:emash:20200513065137p:plain

フライトその1:成田からモスクワ

 

まずは10時間のフライトでおなじみのモスクワはシェレメチェボ空港まで。

貧乏旅慣れテーラー御用達のシェレメチェボ空港だが、アエロフロートもシェレメチェエボ空港もこの25年で別人のように様変わりしたのが感慨深い。初めてシェレメチェボに降りたのは冷戦終結の余韻が未だ漂う1994年だったか、この頃のシェレメチェボはとにかく薄暗くておどろおどろしくておそロシヤ全開だったものだ。

 

f:id:emash:20200513065454j:plain

1997年、これでもだいぶ垢ぬけてきた

 アエロフロートのツポレフも古くて椅子がガタガタしてて変な位置にエンジンついてて…というのも今は昔、今日のアエロフロートは機体もボーイングエアバスでサービスも普通に欧州各国のキャリアと変わりなく、シェレメチェボ空港も明るく清潔で快適なごく普通の空港である。

 

f:id:emash:20200229140401j:plain

またサービスが進化、機内スリッパはパッキングされて機内食メニュー表まで登場

 

自分としては成田に次ぐ利用回数のシェレメチェボ空港に降り立つと、ロンドン行き便発までの6時間を空港内で過ごす。あちこちうろついていると、ロビーの一角に変なものが出来ているのを発見。

 

f:id:emash:20200301005913j:plain

 

なんだこのおもちゃは。

近寄ってみると、どうやら時間貸しのカプセルホテルらしい

 

f:id:emash:20200301005932j:plain

1時間500ルーブル=約750円

f:id:emash:20200301005957j:plain

 

80年代のSF映画のセットのようなだっせえこのカプセルホテル、こんな騒々しいロビーの中で1時間750円払ってここで休みたい人がいるのかなあ。ベンチで休めばいいじゃん。まあ死ぬほど疲れていてとにかく横になりたい人なら需要あるかも

 

f:id:emash:20200301010341j:plain

ロンドン行きはターミナルDから

f:id:emash:20200301010657j:plain

自国語、英語、中国語。欧州各国大体こんな感じ

f:id:emash:20200513071146p:plain

フライトその2:モスクワからロンドン

f:id:emash:20200301062013j:plain

モスクワから4時間半でヒースロー空港に到着

f:id:emash:20200301062312j:plain

 

初めてのロンドンだが到着は夜遅く翌朝も早朝の出発なので、ホテル近辺をぶらぶら散歩してマックで夜食を食べた位で早々に就寝。特に感慨もなく、ただホテルの受付でHeathrawをヒートゥローと発音するのを聞いてああ英国だなと思ったくらい。

驚いたのはキャッシュレス経済の進化で、2年ほど前からロンドンバスは完全キャッシュレスで現金NGとのこと。また立ち寄ったマックも同様。この後訪れる各国でも完全キャッシュレスのファストフード店は実に多く、ガラパゴス日本をここでも痛感。なんでファーストフード事情に詳しくなってんだよという理由は後述するが、一言でいえば日本人がますます貧乏になったってこと。金持ち日本なんて遠い過去のまんが日本昔話

 

f:id:emash:20200229224951j:plain

ロンドンバスの停留所には

f:id:emash:20200229225045j:plain

現金お断りでオイスターカードかクレカのみという表示

vimeo.com