カーシェルターのシートを張り替えてからわずか三週間後の雨が降りしきる梅雨の朝、突然「屋根から雪が落ちたような」異様な物音が表でしたのでおっとり刀で見に行くと、誰もいないがどこか様子がおかしい。よく見れば、何とシェルターがひしゃげている。
一体何が起こったのかと狐につままれたような気分で部屋に戻り、防犯カメラ映像を確認してみると、ああなんということでしょう
雨でブレーキが利かないのに猛スピードで坂の上から下ってきてコントロールを失ってシェルターに激突、シェルターとお隣の窓柵をぶち壊してそのまま立ち去った不届き者の映像がくっきりと。
自動車ではないのでナンバープレートも映っていないし、これは捕まえることは無理だなあと呆れつつも保険金請求のため一応警察に通報。やって来た警察官も映像を見て呆れるやら、これだけの勢いで激突してよく怪我もなく即座に逃走できるものだと感心するやら。
もとより期待していなかったが案の定当て逃げ犯の身元は割れることもなく、シェルターの損傷は見た目より激しくて一部フレーム要交換の他、張りなおしたばかりの真新しいシートも破損してしまったので要全交換。ガレージは家建物の範疇に入るということで幸い火災保険の保証対象となり、したがって経済的に大したダメージは生じない見込みではあるが、勿論気分は大変宜しくない。
とはいえ人相すら分からないのでは捕まえることなど望むべくもなく、せめてシートを張り替えた暁には一番目立つ部分にこの不逞の輩のキャプチャー画像を80㎝×240㎝の大サイズでプリントしてポップな感じに昇華出来ないものかと検討中。