カサエゴ

Casa Egoista (定員一名の小さな家)

11年目のリニューアル(10)一か所だけコーキング打ち直し

築10年ともなるとマンションなら最初の大規模修繕、戸建て住宅においても外壁のメンテナンスが必要となる時期となるが、ガルバリウム鋼板のいいところはサイディングボードで必要とされる再塗装やリシンの壁で必要となる再吹き付けなどの外壁リフォームは10年程度ではほぼ必要ないこと。さすがにガルバリウムと雖もいつまでもメンテフリーではないだろうし、海の近くの立地であれば10年を持たずして再塗装や張り替えなど必要となるかもしれないが、一般の住宅地であればまだまだ全然いける。弱点となり得るのは継ぎ目に打たれるコーキングだが、我が家のガルバリウム鋼板葺きの外壁にはほぼコーキングが使用されていないのでこちらも大丈夫。*1

といいたいところだが、ポーチの角の収まりの二か所で打たれている外壁コーキングのうち一か所で完全に切れてしまっている箇所がある。

 

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ポーチ内側のコーキングはまだ大丈夫

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道路に面した側のコーキングは終了

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あー完全に終わってるね

ポーチ外側の柱の二つの角に打たれたこのコーキング、片方の角は大丈夫でも15cm程しか離れていないもう片方の角は完全に終了してしまっているのはより直接風雨や日光に晒される側だからだろうか。ともかくコーキングの機能は全く果たしていないし、これを放置することは雨水の侵入によるガルバリウム鋼板の錆びや柱の腐れにつながるので放置は出来ない。ということで打ち直すことしたのだが、それに先立っての古いコーキングをきれいに剥がす作業が打ち直しの三十倍くらい大変で、完全に切れてしまってもはやコーキングの用をなしていないにも関わらず、残りの部分が鋼板にガムのようにしぶとく張り付いて中々剥がせないという。往生際の悪いこと大戦末期の日本軍のごとし。またガルバリウム鋼板を固いもので擦ると容易に傷がつくので*2容赦なくゴリゴリ擦りまくる訳にもいかず、ヘラと溶剤を併用して何とか古いコーキングを除去したものの、これ外注したら工賃の大半は除去作業にかかることになるんだろうな。一定期間が経過したら一気に風化してボロボロと崩れるコーキング剤をどこかのメーカーが開発したらヒットすること間違いない。*3

 

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日が暮れたがとにかく打ち直し完了、これであと10年は安泰?

 

*1:さすがに屋根の状態は見ることが出来ないので分からない、折を見てみてもらった方がいいのかも知れない

*2:当然ながら傷は錆びの原因になるので、放置せず塗装し直したうえでコーキングを打たなくてはいけない

*3:もちろんそうなったら間髪入れずコーキングの打ち直しを行わなくてはえらいことになってしまうのでズボラな家主が使ったらえらいことになる諸刃の剣。