カサエゴ

Casa Egoista (定員一名の小さな家)

家づくりの達人達

達人達って何か変だな。上から読んでも達人達、下から読んでも達人達。海苔か。

海外からの見学者も訪れるという、セルフビルドハウスで最も名高い「蟻鱒鳶ル」は家というよりほぼアート。着工より15年を経てもまだまだ完成の目途も経たないところからして、建築士であるご本人も最早ここを自らが住まう家としては見ていないだろう。現代のサグラダファミリアになぞらえる人もいるが、その表現が最も似つかわしい。

 

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アートはアートでいいのだが、より興味をそそられるのはやはり自ら家を建て、しかも家を家として(週末の別荘なんて小洒落たものではなく)そこで日々の生活を営んでいる人々。
最近良く見入ってしまう以下の三者に比べれば自分のDIYなど児戯に等しいものだと思い知らされるし、あれで「苦労しました」なんて恥ずかしくて言えることではないなとも思う。

 

 

工法は軸組だったりツーバイだったり様々だが(軸組工法に拘って一人で我が家より広い家を棟上げしてしまう反面さんには脱帽するほかない)、最後のアカウントはなんとご夫婦。セルフビルドもさることながら、このような生活に理解があり付き合ってくれる奥様を見つける方が遥かに至難の業ではあるまいか。すごいなあ(小並感)