カサエゴ

Casa Egoista (定員一名の小さな家)

2010年10月16日、表札の取り付けを終えて約一年に亘る家作りがようやくほぼ完了しました。

山手線の内側に建てた小さな家は、広さも間取り(1DK!)も定員一名が前提の仕様。

単身者が家を買おうと思ったら普通は利便性に優れたマンションを選ぶでしょう。「一人暮らし仕様」でわざわざオーダーして家を建てるなど稀な話です。まず聞いた事がない。


一人なのになぜわざわざ「家」なのか。一見して無駄だらけに思えるこの選択は自分としてはそれなりに合理的な結論であったりするのですが(理由は今後のエントリにぽつぽつ現れるかもしれません)、少なくともこの春から開始した「定員一名の家」での実験的生活は(今のところ)目論見以上に快適で楽しくて、そしてその多くはマンション暮らしでは得られないものではなかったかとも思います。


一人暮らしだけど「家」が欲しい。
でも一人で家買うのって変じゃない?
建てるのはもっと変じゃない?勿体無くない?
独身の友達はみんなマンション。やっぱりマンションが無難でしょう。
だけど「家」がいいんだよなあ。

こんな葛藤にとらわれている人が一歩を踏み出すきっかけにこのブログがなれば嬉しいし、やっぱり止めとこうと引き返す決め手になれば…まあそれはそれでいいんじゃないでしょうか。

ともかく、家を建てようと思い立ってから完成するまでを書き留めたブログに続き、こちらのブログでは「家作りのその後」ひそかに楽しい日常を細々と書き留めていく事とします。