カサエゴ

Casa Egoista (定員一名の小さな家)

11年目のリニューアル(7)洗面周り⑥貼りながら取り外し、貼りながら取り付け

タイル貼りの歴史のおさらい

 

タイル貼りは四回目で三か所目。

一回目は10年前、竣工そこそこに取り組んだキッチン。目地幅は10㎜

houseforone.seesaa.net

 

二回目は玄関タイル、目地幅5㎜。3㎜の予定が誤差が出て5㎜

casaegoista.hatenablog.jp

 

三回目も玄関タイル、居候の粗相で割られたタイルの上から貼り込んだタイルの目地幅はやはり5㎜

casaegoista.hatenablog.jp

 

四回目にして最後のタイル貼りでは目地2㎜にトライ

そして四回目となる今回。これ以上タイルを貼る箇所はこの家にはなく、したがってタイル工事は今回が本当に最後の最後となるだろう。

家づくりの集大成としてのタイル貼りとなる今回は目地幅2㎜の糸目地に挑戦。
タイル目地は幅広の方がカジュアルで素朴な風合いが強く、細くなるほどかっちりとした印象が強くなる。難易度は細い目地の方が高い。貼り込みや寸法の誤差を目地幅で吸収するのが難しくなるからだ。

これまでのDIYの締め括りとしての極細目地の洗面タイル貼り…ではレツゴー。

 

 

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まずミラーキャビネットを外し、照明は外すのが困難なのでビスを緩めてケースを浮かしタイルを差し込むスペースを作る。どうせ隠れてしまう箇所なのでこれはこれでよし。しかし重さ15㎏ほどもあるステンレスのミラーキャビネットを外す際は最後の一つのビスを外した瞬間に倒れ掛かってきて、咄嗟に頭で支えたが危うく床に落として大穴を開けるところだった。重量物を扱う際は出来るだけ二人以上でやるのが無難。

そして隅からタイルを貼り込んでいく。タイルを貼る時はまず下地にボンドを大きく塗り広げ、然る後に一気にタイルを乗せていくやり方が標準だが今回の工事ではその手が使えない。何となれば幅が狭いこともあってタイルをそのまま無加工で貼れるのは全体の半分程度しかなく、残り半分は現場合わせでカットしながら貼り込んでいくしかないからだ。カットして合わせてまたカットしてなんて繰り返しているうちに塗り広げたボンドが乾いて固まってしまう。そうなっては手遅れなので今回は大事を取り、トーストにバターを塗るようにタイル一枚一枚にボンドを塗って貼り込んでいくこととする。敢えてそうすることの狙いはもう一つあって、一枚ずつ貼り込むことで表面に微妙な凹凸が出来、スムースすぎるタイル壁には出せない表情が出せるのではないかと。

 

作業の合間に洗面ボウル取り外し、二日後も作業の合間に洗面ボウル取り付け

今回依頼した水道業者には四連休の工事期間に二回来てもらう契約とした。一日や二日で貼り終わる量ではないので、取り外しも取り付けもタイル貼り工事の傍らでの作業となる。やって来た業者は「これ全部自分で貼るんですか」と驚くやら呆れるやら。普通はタイル業者に頼むものだという。そんなものか。

ともかく取り付け工事が始まるまでに最低限洗面ボウルが被る部分だけは仕上げなければならない。壁の前に立つ時間よりも玄関ポーチでグラインダーを駆使しタイルをカットしている時間の方が遥かに長いような気がするが、ともかく取り付け日までに最低限の貼り込みと目地詰めは完了。

 

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洗面ボウル取り外し完了

 

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バカと煙と猫は高いところに上る

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貼ってカットして貼ってカットして

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ハンドタオル用のバリエーションタイルを混ぜる。一枚で12000円!高すぎ

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この状態で新しい洗面ボウル取り付けの日を迎える

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見慣れないものは欠かさずチェック

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洗面ボウルと水栓取り付け完了。ボウル高さは90㎝程度にまで引き上げ

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まだ折り返し地点にも届かない。工事はまだまだ続く











11年目のリニューアル(6)洗面周り⑤男のロマンのミラーキャビネット

当初はA3サイズ程度のスペースに数枚のタイルを貼るだけのマイナーチェンジのつもりから思いもかけないフルモデルチェンジにまで構想が広がってしまった今回の工事、洗面ボウルと水栓の他に関係するのは照明とミラーキャビネット

照明は納得のいくものに交換済みであるからいいとして、ミラーキャビネットはどうだろう。

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ステンレスミラーキャビネット@サンワカンパニー

照明と同じく当初は納得のいくアイテムを選択したつもりのこのステンレスミラーキャビネット、10年生活を共にしてみて思うのはデカすぎる。こんなに大きな鏡は要らないし、大きすぎて空間を圧迫しているようにも見える。

もう少し小ぶりでかつ安っぽくないものはないかと探してみると、何とも魅力的な小ぶりのミラーキャビネットを発見。

 

京都の創作ハウスウェア屋さんであるBOLTSで製作しているこちらのミラーキャビネットはオールアルミ製。ケースは分厚いアルミ板を曲げて繋いで丁寧に継ぎ目を消しており、棚板から蝶番から全てがアルミ無垢、普通はガラス板を使用する鏡もなんとアルミ板を徹底的に研磨して鏡に仕立て上げたもの。今ではほぼ見ることのない昔ながらの金属鏡を採用したオールハンドメイドのミラーキャビネット、こういうロマンあふれるアイテムに男は弱い。

アルミ鋳造の照明器具にアルミ無垢のスイッチプレート、そしてステンレス無垢の水栓といった水回りのアイテムに合わせるミラーならこれしかない。間違いない。*1

 

 

*1:海外の美人局事件でテレビから消えたんだっけ長井は?

11年目のリニューアル(5)洗面周り④水栓も更新

前回のエントリでS氏にお任せとしたのは換気扇と洗面台の二つと書いたが、厳密には三つある。洗面台水栓もそうだった。その洗面台水栓はシンプルな洗面ボウルによく似あうシンプルな水栓。シンプルとしかいいようのない、何の変哲もない水栓。

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コメントしようのない普通の水栓だがこれで十分といえば十分

別に悪くはない。悪かぁないけどね、タイルも洗面ボウルも「使えればいい」という基準から一歩踏み込んで選びなおした今回の工事、新しい葡萄酒は新しい革袋に入れなければならないと昔の偉い人が言ったように*1、折角の全面刷新の機会なので水栓についても改めて考えてみる。

海外のホテルのキッチンやトイレで度々目にするステンレス水栓。メッキのピカピカと違うステンレス無垢の質感は前々から好ましく思っていて、完成直後からキッチンのシンク水栓はステンレス水栓に交換するつもりで購入対象まで既に決めていた。しかし本体費用と交換費用を合わせるとなかなかの費用がかかるのでなかなか踏ん切りがつかず(別に今使っている水栓でも機能的には何ら問題ないこともあって)、ぐずぐずしているうちに今回の洗面周り工事に至る。この機会にキッチンシンクより一足早く洗面水栓でステンレス水栓を導入できないかとまたもリサーチを開始。

 

国産メーカーのステンレス水栓はほぼ皆無

我が国で目にする水栓はその殆どが柔らかい亜鉛にクロームメッキを施したもの(使いこまれた古い水栓で角のメッキが剥がれて地の亜鉛が見えているのを目にすることもあるかと思う)。ステンレスは亜鉛より格段に硬く加工が難しいうえに高価なので、TOTOLIXILもサンエイも国内のメーカーでステンレス水栓を製品化しているところはほぼ皆無*2。難しかろうと高価であろうと需要があればメーカーは作って売るので、要は日本の消費者は水栓にはあまり関心がないということだろう。

 

国産で唯一?ステンレス水栓メーカー

それでもあるところにはあるもので、10年以上に渡る家づくりで培った自分のググりスキルをもってすれば国産で唯一ステンレス水栓を発売しているというメーカーを探り当てるのにそれほど時間はかからない。海外製品と違い比較的値段も手ごろ。

  ここのラインナップから、新しい洗面ボウルに合いそうな大きさと形状のこちらをセレクト。これなら相性ばっちり、間違いない。*3

 

 

 

*1:ルカによる福音書第5章

*2:日頃から日本アゲの記事を見慣れている我々は無意識のうちに何でもメイドインジャパンこそ至上みたいに勘違いしているところがあるが、こと住宅関連に限っては国産は全然へなちょこで世界に誇れるのはウォシュレットくらいのもの

*3:最近どうしてるんだ長井秀和

11年目のリニューアル(4)洗面周り③洗面ボウル再考

タイルを貼るにあたっては、当然ながら洗面台もミラーキャビネットも壁面から外せるものはすべて外す必要がある。
わざわざ外して再度取り付けるにあたり、改めて壁付けの洗面台を見直してみる。ちょっと低すぎて腰が痛くなるからもう少し高い位置に付け直そうか。いやまてよ、

 

洗面台・現

我が家の什器類でS氏に完全にお任せとしたものはシンクの換気扇と洗面台のただ二つ。
そして洗面台は実用性第一をモットーとするS氏が選択したのは、機能がそのまま形状に表れているリクシルの真四角の洗面ボウル。飾り気のないすっきりした佇まいは用の美そのもの。

 

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ああ暗い暗いよ

 

これはこれで決して悪くないというか相当に好ましい。45m四方とやや小ぶりではあるが、水はねしにくい形状でボウルにも必要十分な深さが確保され、手洗い洗面歯磨きは勿論簡単な洗い物もできる。なるほど一人暮らし向けの洗面台として誰にでもお勧めできる汎用解として間違いはない。正解だ。しかし汎用解はかならずしも個別最適解ではないとうことが10年の生活を共にする中で分かってきた。

 

 汎用解はかならずしも最適解ではない

S氏は洗面台を選ぶときは施主のライフスタイルを考慮し、それに必要とされるであろう機能を充足することを第一に選択する。子供がいる家であれば洗濯物が多く出るし靴下やハンカチなど小物を手洗いする機会も多いだろう、また子供は派手に水を撥ね散らかしながら洗面を使うものだし、年頃になれば朝シャンプーをしたりもするだろう。といった生活スタイルを想定して家庭用ではなく理科室にあるような業務用の大きな洗面ボウルを採用することもままあり、それが施主のニーズに合致しているので評判も上々。

ではLWH002の家主の場合はどうか。10年の生活における洗面の使い方を分析してみると、まずこの家の主は洗面台で洗い物をしない。洗髪もしない。化粧もしなければ髭剃りも(そこでは)しない。子供ではないので威勢よく水を撥ね散らかすこともない。
することといえば、しょぼしょぼと水を流してしょぼしょぼと手を洗い、しょぼしょぼと顔を洗ってはしょぼしょぼと歯を磨く。その程度。
そのような使い方であれば、水撥ねしにくい形状であるとか洗い物するのに十分な大きさと深さであるとか頑丈であるとかはあまり求められない。であれば、極小の家で暮らすにあたり常に意識しなければいけないニーズ「少しでもすっきりと広く見せる」の観点で洗面ボウルを選ぶのが自分にとっての最適解であると気づく。

 

個別最適解で選びなおした洗面ボウル

自分にとっての最低限の機能性を満たしながらなるべく存在感がなく、軽やかな印象で狭い洗面脱衣スペースを少しでも広く見せてくれる洗面ボウルはどれか。
という観点で再度選定した洗面ボウルが伊スカラベオ社のVeil

 


見た通り存在感のなさと軽やかさは群を抜いているが、それにしても何という形だ。樹脂製でなく陶器製なのに厚さ5mmとはどういうことだろう。果たしてこれで実用に耐えるのか。

という興味も相俟って、これも決定に至るまでさして時間はかからなかった。色んな意味で使う人を選ぶ洗面ボウルには違いない。自分が妻子持ちだったら絶対に選ばないねこれは笑

 

11年目のリニューアル(3)洗面周り②サブウェイタイル

よくよく考えたら「タイルを貼る」というレベルでなかったのでタイトル修正。
タイルを貼る以外に何やるの?いや色々あるでしょ洗面所には

 

どうせ貼るなら本物のサブウェイタイルを

NYスタイルインテリアの流行と共に最近流行のサブウェイタイル。
サブウェイタイルと言ってもその実は何の変哲もない釉薬がかかった長方形の白タイルに過ぎず、したがって各タイルショップも普通の白い長方形タイルをサブウェイタイルと銘打ってラインナップに並べなおしたりしているのが実際のところ。検討を始めたころはサブウェイタイルというのはそれらしいタイルの一つの呼び名に過ぎないと思っていたのでコスパのいいタイルはどれかなあ程度に考えていたが、あれこれ調べるうちに所謂NYスタイルにおけるサブウェイタイルのオリジンはNY地下鉄の壁に貼られているタイルであり、その米国サブウェイセラミックス社の「本物のサブウェイタイル」が日本でも入手可能であることを知るに至った。貼ってしまえば見かけは同じといえども、自己満足の世界であるインテリアで自己満足を充足させるために特に迷うこともなくサブウェイセラミックス社のタイルを採用することに決定。

 

この本場サブウェイタイルは縦横サイズこそ7.5cm×15cmと標準的だが厚さが1cmもあり、国内で売られている一般的な「サブウェイタイル」の標準的な厚さ0.7cmと比べれば厚みは4割増、これだけ違うと切った貼ったの作業性には結構な差が出る。我が家の洗面周りのように施工にあたっては多くが要加工となる環境であれば尚更。
このメーカーは普通の平タイルだけでなくコーナー周りや縁取りなどに対応した多くのバリエーションタイルを揃えている点はさすが本家の細やかさといったところで非常に好ましいが、作業してみて分かったがこういったバリエーションタイルの寸法精度はかなり低く、さすがメイドインアメリカは大らかというか大雑把というか。

 

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コーナーと縁取りに使用したバリエーションタイル。これだけで軽く四万円超

 

何より総じて値段が飛びぬけて高いのがなかなか敷居が高いところ。購入に当たっては関税も自己負担で、今回の洗面周りの一角に限定した面積分でも20万円は優に超えてしまう。S氏は「どうせなら洗面の壁全面に貼ればよかったのに」とか宣うたが、そこまで範囲を広げたら予算が幾ら必要になるか考えるだに恐ろしい。下地のパワーボードがタイルの重量に耐えられても自分の財布がとても耐えられない。

ということでサブウェイタイルが流行っても本家サブウェイセラミックスのタイルが今一この国で普及しない原因が垣間見えたような気がするが、何度も言うがインテリアは自己満足の世界なので自分が満足できればそれでいい。NY地下鉄の壁と同じタイルが太平洋を越え、遥か彼方の東京の一角にある小さな家の小さな洗面周りに貼り込まれていると考えただけでも面白いじゃないか。NY行ったことないし多分行くこともないけどな!

 

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今回取り寄せた八箱分。アールヌーボー調のロゴがお洒落

 

 

北の大三角形の旅(12)2020年3月6日 Faroe Islands 2(小さな島の小さな首都)

歴訪31か国(および地域)目はフェロー諸島

フェロー諸島は英国とアイスランドの中間程の海に浮かぶ、沖縄と同程度の広さの小さな島。デンマーク領ではあるが、自らの首都を持ち政府と首相を戴き国旗を掲げ独自通貨が流通する自治領でありほぼ国と同等*1

およそ5万人弱の人口は2000名程度のロングイェールビーンに比べれば桁違いに多いものの、一国に値する地域としては本当にささやかなもので*2、国・自治領としては世界最小の部類に属する。北の大三角形の旅程で最後に訪れたこの小さな島での二日間はツアーにも参加せず首都トーシャウンをただぶらぶらするだけで旅の疲れを癒すのに徹し、それでも独自文化を持つ箱庭のように美しい街並みと穏やかな気候のもとで十分楽しく過ごすことが出来た。雪と氷と厳しい寒さに閉ざされた冬のロングイェールビーンにはない緩さがとてもいい。空港で気が付いたがパリから直行便も出ていて、英仏にとっては身近なバカンス先でもあるのだろう

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到着した空港で豪華ランチを堪能し一息

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空港から首都トーシャウンへのバスは一日八便。14時5分まで待機

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やっと来たFLYBUS

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道中の景色はめまぐるしく変わる。少し高いところでは積雪が見られる一方で

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低地では全く雪がなく緑の地表がむき出しになっていたりする

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およそ一時間で首都トーシャウンの港にあるバスセンターに到着

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小さな灯台が港の目印

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曇り時々雪

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最後の宿はこちら

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場所は首都中心部。トースハウンと書かれているが現地発音ではトーシャ(ウ)ンに近い

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港のバスセンターからは徒歩10分

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ランドマークの一つトーシャウン教会

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港の広場

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おーこれか
首都トーシャウン散歩

宿に到着し荷を解くとぶらぶら歩きに出る。細かな路地が入り組んでいるが行き止まりがなく、どんな細い道でも必ずどこかに通じているのに感心。この島独自の文化である芝生屋根をいただいた可愛らしい家がそこかしこに見えるのも目に楽しい

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冬枯れで茶色いが春には緑となるであろう芝生屋根が連なる

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何度となくその前を通り過ぎた教会

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路地裏はどこか日本のそれを連想させる。こじんまりとした木造の家はそれぞれ個性的な玄関ドアを持っていて、それを眺めながら散歩するだけでも楽しい

 

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野鳥天国でもあるこの島の観光シーズンである春夏には船に乗ってパフィンの群れを見に行くツアーなどあるのだが、閑散とした冬の風景もまた味わい深い。前にも書いたが、日本から遠く離れた異国なのに路地裏はどこか昭和の日本の街並みを想起させる懐かしい趣があるのが不思議。

 

*1:スポーツにおいても同様、フェロー諸島代表サッカーチームはデンマーク代表とは別にUEFAおよびFIFAに参加している。日本代表との対戦はまだない

*2:なお沖縄の人口はおよそ145万人

11年目のリニューアル(2)洗面周り①

洗面所リニューアル構想に着手

「この家、この後何か手を加えますか」とこれまでに受けた取材で聞かれる度に「あー洗面所ですかねえタイル貼りとか」と答え続けて幾歳月、気が付けば十年の月日を経て押しも押されぬ中古住宅として一つの節目を迎える年に。

だからという訳ではないが、これまでやるやる詐欺で一向に着手する気にならなかった洗面所の工事をやる気が俄かに逸り立ったのがこの夏。何故かはわからないが、心の中のやる気メーターを欽ちゃんの仮装大賞の得点ゲージに例えれば、十年経って漸く合格ラインである15点に達したということなのか。



 

どんなタイルを貼るか

さてやっとタイルを貼る気になったのはいいが、まずどんなタイルをどこに貼るか。

当初考えていたのはごくライトな工事。すなわち、洗面台とミラーキャビネットの間にキッチンと同じタイルを貼るだけのお手軽なもの

 

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ここの部分にだけ

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これと同じタイルを貼る

しかし輸入代理店サンワカンパニーのウェブサイトで確かめたところ、このタイルは既にカタログ落ちしていることが判明。定番でない変わり種のタイルに付きまとうディスコンのリスクにまさにぶち当たってしまった形。これは困った

貼るつもりのタイルがないという事態に直面し、構想は早々に見直しは余儀なくされる。
第二候補としては似たテイストを持つ釉薬に特徴のあるグロッシーなタイル、第三候補は対照的に無機的な表情のサブウェイタイル。
熟慮の結果、似て非なるタイルよりは趣を変えた方が面白いとの考えでサブウェイタイルを貼ることに決定。

 
タイルが変われば範囲も変わる

インダストリアルな味を持つサブウェイタイルを貼るとなれば範囲も変わる。

だってサブウェイタイルなら、これとか

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これとか

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この辺のインダストリアルな風合いの照明とかダクトカラーとかと合わせない手はない。きっと相性はいい。凄く似合う。そうに決まってる

そうなると、貼る範囲は必然的に拡大されることとなる。つまり、これくらい。

 

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しかしこれではアンバランスなので、洗面台の上方だけでなく下方にまでバランスよく貼り込んだ方がいいだろう。つまりこれくらい

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天井から床まで

いやまてよ、壁のトグルスイッチもサブウェイタイルと合わせない手はない。これも劣らず相性はばっちりのはず。

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これこそタイルと合わせたいアイテム

 

よし、このアルミ無垢のトグルスイッチもサブウェイタイルと合わせよう。

そうすると貼り込む範囲はさらに広がる。最終的には側面の壁にまで貼り込むことに

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つまりこういうこと
気が付けば(DIY的には)大工事の計画

当初の構想では数十㎠に施工するに過ぎなかったささやかな工事計画は、結局はその数倍の規模に達するなかなかの大工事にまで発展。
範囲が変われば施工手順も変わり、そうするとそれに連鎖して当初の計画になかった什器まで見直しの対象になったりして、家づくりはこの構想段階が実に楽しい。十年以上も経ってから家づくりの楽しさを再び味わえるとは思わなかった