カサエゴ

Casa Egoista (定員一名の小さな家)

二回目の玄関タイル選び(決定)

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居候に破壊されたために二度目の施工を行うことが決定した我が家の玄関タイル。

 


当初イメージしていた綺麗めの木目タイルが何か違うと気づいたのが昨年の秋。
再び立て直したイメージを固めるべく、年が明けてから外苑前のサンワカンパニーショールームに再び足を運びあれやこれやを矯めつ眇めつ。

今年で完成から満9年を迎える我が家の課題は「綺麗に古びる」こと。綺麗に古びる家に相応しい玄関タイルは内床の一部のようにかっちりと綺麗に纏まったものでなく、その反対に「外」が家の中に入り込んだようなラフな趣のあるもの。正月休みに訪れた博物館動物園駅の床のように、えも言われぬ古びた味を出すタイルこそ我が家には似つかわしい。

 

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二十数年ぶりに開かれた廃駅

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こういう床がいい

そのイメージを携えて再び訪れたサンワカンパニーで改めて候補となるタイルの現物の質感や感触や色艶をじっくりと確かめる。


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固まりかけたコンクリートのような表情の大判タイル「design industry」

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古い床石のような「Brick Stone」

 

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古い寺院の床のイメージ「Porto Velo」

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錆び板のイメージの「Voyager」


ポルトベロ」が最もイメージに近いものの、表面がやすりのようにざらついているのがどうも気になる。滑りにくいという利点はあるがここまでザラザラでは汚れやすさも汚れの落ちにくさも屋内床として看過できないレベルだろうし、雑巾がけをした雑巾などすぐにボロボロになってしまうだろう。

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転んだら膝を擦り剥くこと必至なポルトベロの表面

慎重に検討を重ねた結果、二度目の我が家玄関タイルは300mm×600mmの中判タイル「ボイジャー」のグレーに決定。地味すぎず派手過ぎず、わざとらしくもなく、程よくボロいこの趣が実にいい。我が家の狭い玄関にもきっといい感じにハマるだろう。工事は暖かくなって十分な時間の取れる平成最後の大型連休に行うこととしよう