王宮外のアオザイパレード
閉門時間が過ぎた王宮に閉じ込められそうになりながら何とか脱出した頃には完全に夜。散々歩き回って足が疲れたのでとりあえず一休み、ふと傍らを見ると店じまいを始めているあんみつ売りのおばちゃんが目に入り、喉も乾いたので本日最後の売り上げに貢献することとする。
最後に残った具をかたす代わりに二杯目をサービスしてくれる。余りものに福
しかし王宮外のアオザイ集団は入城前からさらに数を増しているような気がする。これは一体何なのだろう、何かのイベントなのか。その辺にいる人間を捕まえて聞いてみたがいまいち要領を得ない。伝統的な衣装で歩く日とかなんとか。
見物人が次第に集まってくる中、色とりどりのアオザイ行列が動き出した。二杯目のあんみつを食べながら暫し見物。
身体のラインをなぞるアオザイの美しいシルエットはオーダーメイドの賜物だが、そうなると太ることは勿論痩せることも出来ないよなあ、などとぼんやり考えている内に行列は行ってしまった。
香水川岸を散策
さて本日のミッションは完了。夜のベトナムはそこら中に食べ物やが並べた椅子とテーブルで溢れかえる。適当に選んだ椅子に適当に腰を下ろすと今日もローカル度100%の晩御飯。
お腹もくちくなったところでぶらぶらとフエの中心を流れる香水川を歩いてみる。気持ちいい夜風が吹く香水川沿いはこの街の人気スポットらしく、明らかに日本のセンスとは違う印象的なライトアップで浮かび上がった遊歩道を街中から集まった老若男女がひっきりなしに行き交う。高校生らしき姿も多いが男女カップルはほぼ見ず、女子高生は専ら同性二人組で行動しているようなのが特徴的。日本人より奥手なのかしら
何度目だハイランズコーヒー
ホテルに戻って風呂に入り、寝る前に何となくまたぶらぶらと近くにある広場沿いのハイランズコーヒーまで歩いてみる。ベトナムのスタバと称されるハイランズコーヒーはどこに行っても見かけるので何となく安心して入ってしまう。こうやって見ると甘いものばかり飲んでいるなあ。と、こんな感じでフエの夜は更けていく。