カサエゴ

Casa Egoista (定員一名の小さな家)

2017-01-01から1年間の記事一覧

貴重な擁壁建築現場

なんということでしょう。営業でもないのに先週は二回に分けて三日も出張になってしまいました。なんということでしょう。仕事は絶対家に持ち帰らない主義なのに、この週末はその主義を曲げてでも家で報告書を書き上げなくてはならない状況になってしまいま…

おろしや国一週間(7)12月12日 ペトロザヴォーツク行夜行列車

帰宅途中に目にしたツイッターのタイムラインで知ったサンクトペテルブルグのテロ。どこであれこれまで一度でも訪れた国や町には少しは思い入れがあるし、そこが戦争で荒廃したり悲惨なテロの舞台となったことを耳にするのはやりきれない。およそ三か月前に…

家を買うことは投資か

発展著しいムサコのタワマン群。本文と画像は関係ありません。多分 別にタワマンをディスりたい訳ではないのだが、なんといってもこれまで人類史に存在しなかった形態の未知の住居であればこれから起こるであろう出来事もすべて未知の出来事、起きる問題も未…

おろしや国一週間(6)12月12日 土産を買いにアルバート通りへ

月に照らされたクレムリンを後にすると次はガイドブックによると「モスクワの渋谷」であるというアルバート通り方面へ向かう。 モスクワの渋谷。本当か? クレムリンを背にまっすぐ西に向かいノーヴィ・アルバート通りを歩くと右手にドム・クヌーギ。フランス…

二代目シンボルツリー植樹

72回目の東京大空襲の晩から空けた翌日、枯死してしまった夏櫨に代わる新たなシンボルツリーを植樹。高さ約180㎝と先代の夏櫨よりやや小柄だが株立ちの幹はしっかりと太く、特徴の一つである白樺に似た樹皮もよく確認できる。暑さや乾燥に強く病気にも丈夫な…

きのこの家見学会

三月最初の週末、satosatoのTさん宅にて新築見学会。きのこの家と名付けられたその家は重厚な三角屋根と巨大アンテナが特徴の、大変風通しが良さそうなワンルーム。テーブルににソファにソファベッド、キッチンには三口コンロがあり意外に充実している。見学…

おろしや国一週間(5)12月12日 駆け足で二度目のクレムリン

失意を抱えドルゴプルドニからモスクワに戻ると冬の太陽は既に大きく西に傾いている。最後の日がもうすぐ終わることに焦りつつクレムリンに直行。チケットを購入して内部に入ると駆け足で正教の寺院を回る。入口のスパスカヤ塔をくぐると、右手に6000人収容…

ひさびさのグラツー

20年前のバックナンバー 西へ。

行きはよいよい帰りはこわい

タワマンは土地面積当たりの戸数が多いためにコスパが高い、と思っていたら大間違いかもしれないと思わされるこの記事。タイトルが些か挑発的だが、東京人がどうかは知らないが成金イコールタワマンのイメージは確かにあるかも。我が身を振り返れば、真剣に…

無印の家はどうだ

10年以上前に木の家から始まった無印良品の規格住宅も窓の家から最近は狭小住宅専用プランの縦の家がバリエーションに加わりラインナップもほぼ完成、最新のスケルトンインフィル工法の木造住宅で自由度も高い。値段も住宅メーカーに比べだいぶ抑え目で、…

おろしや国一週間(4)12月12日 仮想通貨でお昼を食べよう

前置き そもそも仮想通貨とは何かという話は長くなるので置いておくが、仮想通貨の既存通貨に対するプラクティカルな優位性は大雑把に言って 1管理運用コストが格安 2両替不要(広義で前項に含まれる) 3送金タイムラグなしあたりに集約される。1・2・3…

噂の超豪邸

同じ区の中に少し前から売りに出されているこのスーパー大豪邸歩いていくには遠いが自転車ならそう時間もかからない場所に立つこのお家、そのお値段は47おく5せんまんえん!むりむりむりむりかたつむり。例えタダで譲ってもらっても維持できない。固定資…

一つ屋根の下で

他人と住むなら、何より求められるのは協調する意思。時には個を抑えて全体の意思決定に従うことも求められる。全体より己のエゴを優先させる住民が次々と出てくると、行き着く先はぞっとするようなバッドエンド。自分が大金を叩いて手に入れた住まいの行方…

おろしや国一週間(3)12月11日 赤の広場でクレープを食べる

一夜明けて小雪舞う曇りのモスクワ。とりあえずは赤の広場へマヤコフスキーと北京ホテル、遠方にクレムリン今の子供たちは知らないかもしれないが、我々団塊ジュニア世代が子供の頃に世界は西側諸国=資本主義国と東側諸国=共産主義国の二つに分かれていて…

おじさん進化論

Ⓒところてん氏 最近ツボに嵌まったのがおじさん進化図に関する一連のツイート。面白い。ぐうの音も出ないほど面白い。そうかー自分は自転車おじさんでバイクおじさんで一眼おじさんかー。派手に枝分かれしてヒドラのようだ。ヒドラおじさん。もしかして近々…

おろしや国一週間(2)12月10日 シェレメチエボ空港からモスクワ市内へ

成田空港を夕方に出発したアエロフロート便は10時間後にモスクワ郊外のシェレメチエボ空港に到着。9時間で着くヘルシンキに次いでモスクワは二番目に日本に近い欧州であったりする。時差は6時間。 大韓航空、パキスタン航空と並び格安御三家として知られるア…

階段を白くする理由

意識的に一階は白基調で色数を少なくするようにしているが、今回はその一環として階段を白で塗装することとした。清楚でおぼこい雰囲気を漂わす白木の階段をいきなり大胆に塗ってしまうのは流石に躊躇するが、我が家の階段は既に家主によって踏板を久米蔵色…

バックパッカーからフラッシュパッカーへ

バックパックこそ背負っていなかった(当時はショルダーバッグメイン)ものの、若い頃の旅のスタイルはほぼバックパッカーのそれに等しかった。費用節約の為に夜行列車を多用(もちろん三等)し、移動は出来るだけ徒歩。交通機関に複数の選択肢があれば躊躇…