カサエゴ

Casa Egoista (定員一名の小さな家)

北の大三角形の旅(序)青の都から行先変更、ロックダウン前夜の欧州へ

突然の日本人お断りのお知らせ

3月初め頃に取得する予定であった年に一度の連続休暇で当初予定していたのは中央アジアへの旅。キルギスから入り、タジキスタンウズベキスタンと西へ向かい、青の都サマルカンドあたりまで周遊する予定を立ててキルギスまでの航空券まで取ったところで、出発予定の三日前に飛び込んできたのがキルギスの日本人に対する(事実上の*1)入国禁止というニュース。

 

ロックダウン直前の欧州へ行先振り替え

ギャース!購入した航空券は格安なのでキャンセルしても返金はほぼない(購入時に返金保証の保険を付けておけばよかった)。ン万円の損を泣き寝入りして今年の休みは家で寝連休とするか損を承知で別の行先を決めるかを突然迫られることになって急遽組み立てた北への旅。

シリウスベテルギウスプロキオン冬の大三角形と呼ぶのになぞらえ、アイスランドスヴァールバル諸島フェロー諸島と極北の島を巡ったこの旅を北の大三角形の旅と名付ける。終業後のオフィスでああでもないこうでもないとコスト優先で組み立てたフライトスケジュールは10日間の旅程で実に搭乗が11回と殆どパズルのようなもの。
短期間にこれだけフライトが集中するとさすがに怪しまれてパスポートコントロールで妙に根掘り葉掘り聞かれたり、セキュリティでは漏れなくテロリストチェックを受けるようになったりするが、結果からすると今回の行先も大当たり。いずれの国も街も今回のような駆け足でなく一週間ぐらい腰を据えて滞在したいところばかりで、いつか再訪問する時の為にここに書きつけることとする。

後から振り返ると旅の日程は欧州各国が立てて続けにロックダウンする直前期にあたり、あと十日も後ろにずれ込んでいたら自分も帰路に発つ前にロックダウンに巻き込まれていた筈。普段であれば海外のどこに行っても目に入る筈の中国人、日本人、韓国人がどこに行ってもまるで目に入らないという珍しさも含め、ひときわ印象深い旅ではあった。

 

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これが北の大三角、物凄く北側(語彙力)

 

 

*1:2月末時点で日本人は2週間の隔離で経過観察、異常がなければ入国を許されるという措置。今にして思えばこれでもまだ緩かった