北の大三角形の二角目に向かう
Lonhyearbyen、ロングイエールビーン。北極点からおよそ1,300km、つまり北極点が東京とすればロングイエールビーンは福岡くらいの位置関係であり、ホッキョクグマがそこら中にいるので銃を携行せずに町を出ることは禁止されているという世界最北の町*1。スヴァールバル諸島最大の町でもあり、人口およそ二千人。
春はまだまだ遠い3月初めにこのような街を訪れようという物好きたちが、これ。
そしてこれ。
コロナ禍で一足早く中国人が出国禁止になっていた時期だったこともあり、乗客に東洋人は自分ひとり。フライト時間はおよそ二時間、それではレツゴー
ドンという感じで着陸すると雪煙で包まれ何も見えず、ともかく無事ロングイエールビーンに到着。
勿論鉄道が敷かれている筈もなく、空港から町へはおなじみのFLYBUSを利用。レイキャビークと同じく主要なホテルを順に回る路線なので本日の宿を運転手に告げて降ろしてもらうパターン。チケットは車内で購入、勿論キャッシュレス
Mary Ann's Polarrigg
オスロのオペラハウスのフリーWifiからBooking.comで予約した本日の宿はMary Ann's Polarrigg。ノルウェーの物価高はこの島でも例外ではなく、バリバリのオフシーズンにも関わらず一泊一万円で泊まれる宿はここ一軒のみ。専ら宿泊料のみで決めたので、中心部からやや外れた場所らしいことを地図で確認した以上の情報はなし。どんなところなのか…
なんというか、物凄い個性派の宿に到着。北極圏スタイルで玄関で靴を脱いで上がることもあり、内部は中学生の頃に泊まった懐かしのスキー民宿のような佇まい。
さて一休みしたら世界最北の町歩きに出かけよう。
*1:単に人間が居住する地域はこれより北にも存在するが、警察や病院や銀行やスーパーや郵便局など生活インフラの整った「町」としては世界最北