カサエゴ

Casa Egoista (定員一名の小さな家)

北の大三角形の旅(14)2020年3月7日 Faroe Islands 4(最後の街歩き)

やっとの思いで帰り着いた空港からバスで再びトーシャウンの街へ戻る。

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暖房もない休業日の空港ロビーでしばしバスを待つ

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カフェも休業、カウンターにむなしく翻るフェロー諸島の旗

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ずぶ濡れの下半身が自然乾燥する頃にやっと帰りのバスが来る

バスはソルヴァグスヴァテン湖を半周ばかり回るように走ってトーシャウンへ向かう。車窓からは自分が途中まで歩いた湖の向こう岸が見え、さらに目的地であった海へ注ぐ瀧を抱えた断崖絶壁が遠くに見える。こちら側のルートから回るべきだったのか、であればそもそも徒歩で辿り着ける距離ではないな

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向こう岸のここからさらに先(左側)の

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ここいら辺まで歩いた筈…

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この崖の先に滝があったはず。ここまで辿り着けなかったなあ

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公共の交通機関はバスかフェリーしかなく、その本数も極端に少ないこの島ではレンタカーを借りるのが正解と気が付いた。この次来るときは空港を出たらすぐに隣接のレンタカー屋で車を借りて島中を巡ることにしよう。

トーシャウンの街に戻る。明日は帰路に就くので最後のぶらぶら歩き

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トーシャウンの図書館は

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飾り気のない1階ラウンジにもさりげなくKIVIがテーブル毎に置かれていたりする。この辺のセンスはさすが北欧

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絵本フロアの4階に至る階段

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壁に描かれた絵すら洒落て見える

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島内のメインストリートから

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外れてごく普通の住宅街に入り込んでみる。

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やはり北欧の家はほぼ木造のみで鉄骨造やRC造は皆無、断熱はさぞしっかりしているのだろう

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一番気に入ったのがこの家。ここ住みたいなー

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街並みがやはりどこか懐かしい感じがするのはなぜだろう

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郊外のショッピングセンターの中のマックでポテトを買うが

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決済画面の言語表示はフェロー語、英語とドイツ語。デンマーク語がないのはフェロー語とデンマーク語は近縁だからだろう

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さらにてくてく歩く

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おそらくフェロー諸島唯一のタトゥーショップ

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一階は石積み、二階が木造なのがフェロー諸島伝統工法らしい

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トーシャウン遠景。とんがり屋根はランドマークとなっている教会

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近接して撮影、あまりに暗いのでどうしてもうまくいかない。ライトアップすればいいのに

 

メインストリートに戻り、赤い外壁と芝屋根が目印のカフェPanameに入る。お勧めのカフェは幾つかガイドされているが一番気に入ったのはここ

 

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右隣には棟続きの土産屋。フェロー諸島で最も老舗の土産屋とかドアに書いてある

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カフェを出てふと右手を見ると誰かが座っている


カフェで一休みを終えると、最後に港の端にある国会議事堂周辺を歩く。国会議事堂棟の前の説明書きには世界最古の議会の一つとあり、バイキングの時代(9世紀頃)からここに集会場があったという。今の建物は19世紀初めころのものだとか

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と、書いてある立て看板

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議事堂正面の岩から議事堂全景を撮影

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振り返って港から望むトーシャウンの街

三脚を担いで引き上げる途中で同じく三脚を担いだ同好の士とすれ違う。
あそこの堤防からその先の岩のどんづまりまで渡ればいい写真が撮れるよ、と教えかけてやめる。カメラマンたるもの撮影スポットは自力で探すものだ

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パブの入口にもフェロー諸島

寒さもそれほど厳しくなく長閑で風光明媚、この島はいいなあ。
移民問題に国を悩ます西欧諸国は移住希望者には厳しいハードルを課していたりするのだが、人口減に悩むここフェロー諸島では移住は大歓迎とのこと。そもそも物価がバカ高いので貧乏人は移住できないということもあるのだろうが、もし何かの事情があって老後移住することになったなら行先はこの小さな美しい島にしたい。宝くじにでも当たって大金を手にした場合に限りだが

 

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フェロー不動産。この家で約5千万円、うん無理だ