カサエゴ

Casa Egoista (定員一名の小さな家)

抵当権解除はもちろんセルフで

悲願の抵当権抹消手続きは司法書士に依頼すれば実費別で1万円~2万円程度、自分でやれば実費(収入印紙代)のみの2000円。
であれば自分でやるしかない。何としても切り詰めたいほどの莫大な差額ではないもののこれも家に関わるイベントである以上、なるべく自分でやってみようというのが家づくりにおけるポリシー。

やってみたら拍子抜けするほどあっけないのでこれは是非お勧めしたい、ていうかこんなのであっさり万単位の収入を得られるのだから司法書士の独占業務というのはボロいなあというのが正直な感想。とはいえ悔しかったら司法書士になってみなっていうことなので、ボロい商いも死ぬほど勉強して司法試験を勝ち抜いたことへのご褒美の一つと考えれば得心がいく。

抵当権抹消手続きのためには2000円の収入印紙のほか、申請と受け取りの二回に渡って平日に法務局を訪れる必要がある。

 

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法務局の所轄は住所により異なる。自分の場合は九段下

ということで人間ドックの後の空き時間を使って法務局を訪れたのが9月の終わり頃。
必要な提出書類は抵当権が記された登記識別情報通知、完済後に銀行から送られてきた抵当権解除証書、法務局HPからダウンロードした登記申請書の五枚。たったこれだけ。

 

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左から土地と家の登記識別情報通知書、登記申請書、抵当権解除証書

必要情報を記入して判を押し窓口に持っていくと不備がないかその場で改められあっさり受領され、引き換えに受け取り日程の通知書を渡される。

 

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これで手続き終了。二週間後に半休を取って法務局で新たに作成された登記識別情報通知書を受け取って手続きは全て終了。

いや簡単。これまで自ら陸運局に足を運んで自動車の登録を行ったことが何回かあるが、個人輸入代行で入手した車の登録を行った時の難易度を5としたら*1、転居に伴うナンバー再発行は2、今回の手続きは1。難易度としてはその程度。ということで、忙しい人なら手間暇を金で買うつもりで司法書士に頼むのもありだが、こんなに簡単に出来ることなら自分でやってみることを是非お勧めしたい。一般企業と違う官庁の雰囲気や来庁者ウォッチもなかなか面白い。

 

 

*1:業者向け窓口独特の固い雰囲気にかなり戸惑うが窓口の担当官は結構親切、不備だらけの書類でもどこを直せばいいか教えてくれる。

今年の私的重大ニュースは我が家が我が家になったこと

今を去ること5か月前の七夕の日。

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東京オリンピックに間に合った笑

とりわけ高収入なわけでなく実家の支援があるでなく、もちろんダブルインカム世帯でもない自分が9年(土地を購入してからは10年)で完済出来た理由は、以前にも書いたが自分の健康を担保に生活に最低限必要な資金以外はほぼ全て借金返済に注ぎ込んできたため。
2.2%で始めた住宅ローンは途中一回借り換えて0.7%ほどの低金利になったため、繰り上げ返済する金があるならそれ以上の金利で運用する(米国債は3%程度)方が正解であったのには違いない。しかし損得は別としてとにかく借金を返して一度身軽になりたかったという気分の問題。
大病の一つも抱えたら即破綻するこの一か八かのエクストリーム繰り上げ返済は決して他人にはお勧めできるものではないが、結果としては賭けに勝って無事生還。しかし我が家を我が物にしてふと振り返ってみればいい歳こいて貯金と呼べるほどの貯金もない惨状。
しかし毎月の借金の返済と我が家を差し押さえられるプレッシャーからの解放感は何物にも替え難い。令和元年は自分にとって本当の意味でのマイホーム元年となったのだった。

 

おろしや国一週間(19)2018年12月19日 サンクトペテルブルクその8

カフェシンガーで一休み

再びネフスキー大通りの中ほどまで戻ると大型書店チェーンのドム・クヌーギで一休み
ペテルブルク店の建物はアールヌーボー調の格調高いビルで、元はシンガーミシンのビルであったとか。なので中2階に設けられたカフェはシンガーカフェという訳だ

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常に満席カフェシンガー、コーヒーとデザートで400ルーブルくらい
 
そして冬宮へ

シンガーを出ると更に通りを東に進む。ネフスキー大通りの突き当りがロマノフ朝の冬宮殿*1、現在の名をエルミタージュ美術館。午前中に訪れたスモリーヌイ修道院と同じくイタリア人建築家ラストレッリの設計

 

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広場を取り囲むように

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ロシアがローマの象徴である双頭の鷲を国章とするのはかつて皇帝が東ローマ帝国の姫を娶ったことから

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ちな夜景

ハイシーズンである8月には入場するのに二時間待ちは当たり前というエルミタージュも真冬であれば待ち時間ゼロ。やはり来るなら冬だね

 

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うんざりするほどの宮殿内部の豪華さはここに書くまでもないので省略。
エカテリーナ宮殿の「琥珀の間」に対し、こちらには「マラカイト(孔雀石)の間」も見どころ。

 

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美術館のコレクションとしてはラファエロダヴィンチといったルネサンス期よりも印象派の充実ぶりが好ましい。美術館にしては珍しく撮影禁止でない鷹揚さがいい

 

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クロード・モネ「霧のウォータールー橋」。そもそも霧にかすんでいるうえにモネの作風だから殆ど透かしのような

 

美術館は博物館でもあり、内部にはピョートルの部屋も再現。

大北方戦争で大国スウェーデンに勝利を収め現在に連なる「強いロシア」の始祖ともいえるピョートル一世は身長2mを超える大男であったが手先が器用で大工仕事が得意、船大工も花火師も習得してしまったのは凄いがしまいには歯科医の真似事にまで凝りだし、集めた手術道具で側近の歯を抜きまくって恐れられたという困ったエピソードも持っているが、件の歯医者道具までここには展示されている。

 

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いや、怖いでしょ

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見た目も功績もキャラも濃すぎるピョートル大帝

 

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しかし子供人気は抜群

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説明不要の分かりやすさ

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個人的には土産コーナーにあった熊にまたがるプーチン像が一番のツボ。15万ルーブル誰が買う

 

*1:夏宮殿は言うまでもなくエカテリーナ宮殿

おろしや国一週間(18)2018年12月19日 サンクトペテルブルクその7

 
Kawaiiの殿堂スモリーヌイ修道院

地下鉄駅のホームまでエスカレーターを5分も降りる必要のあるモスクワやペテルブルクではトラムやバスの利便性の高さが際立つが、非地元民が利用するのには敷居の高い存在。

 

だった。

 

ネット社会の素晴らしさは、こういった慣れがなくては使いこなすのが難しい地元バスを一見が易々と使いこなせてしまうところ。

ということでピョートル一世の娘エリザヴェータ帝の命で創設されたロシア最古の女子修道院までバスで行ってみる。地下鉄なら駅から軽く徒歩30分はかかるところ

 

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「サーシャ♡」の落書き

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高さ101mの聖イサアク大聖堂。朝8時はまだこんな

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分かりにくい地元バスもGoogle先生にかかればこの通り

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こんなバス停は一見さんにはお手上げでしょうな

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果せるかな時間通りにトロリーバスがやって来て

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降りるバス停も分かっているから何の不安もない

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移動中…

市内一律料金は30ルーブルだったか50ルーブルだったか忘れたが、小銭なくてもクレカ決済可能なので問題ない。都バスより遥かに安くかつ便利。
ネヴァ川近くのバス停で下車

vimeo.com

 

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てくてく歩いていくと

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あ、この建物いいね

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見えてきた

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当然のように世界遺産

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現役の修道院なので勝手に中には入れない

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塀に沿って周る

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こんな崩壊した基礎でも問題なし?地震のない国は素晴らしい

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しかしまあ

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お菓子の家のように可愛らしいこと

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設計は冬宮と同じくイタリアの建築家ラストレッリ。
空色の外壁は雪景色に最高にマッチする。あまり日本には知られていない「可愛らしいロシア」の一面。

 

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寒さで手がやばくなってきたので帰路につく

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この風景は凄くいいね

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この街で唯一生き残った?マルクス先生像







 

無人の街

子供の頃「台風一過」を「台風一家」と思っていたのは自分だけか。寺内貫太郎一家みたいな。どんな一家だ

ブログの存在を忘れるほど無駄に忙しい日々で気が付いたらすっかり秋、旬を過ぎたころに台風19号にまつわる画像でも。

 

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台風19号が猛威を振るった週末も出社。別に強制されたわけではないが、台風を理由にした仕事の滞りは全く免責にならない。基本ブラックな社風なので、仕事が終わらなければ台風だろうと地震だろうと内乱が起ころうと自己責任で出社しなければならない訳だ。

しかし、そのおかげで完全無人の都心という世にも稀な光景を楽しむことが出来たのは思わぬ僥倖。

 

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無人で貸し切り状態の地下鉄駅

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無人で貸し切り状態の地下鉄車両

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完全無人日本橋

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完全無人日本橋三越

 

日本橋が完全に無人になることなど戒厳令が敷かれるか大喪の礼でもなければまずありえないことで、ゾンビ映画の巨大なロケセットのような奇妙な都心を存分に楽しんだ次第。しかし外出を控えましょうとなったら足並み揃えて一斉に家に閉じこもるあたり、日本の内部統制は凄いね。

 

二度目の玄関タイル張り(5)仕上げに真鍮

 玄関タイル貼りの仕上げは小口部分のカバー。

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ここの縁

前回貼ったタイルではステンレスをあてがったが今回は真鍮を用いる。今回のタイルを選んだ時からこれに合わせるのは真鍮しかないだろうというのは直感的に決めていた。

という訳で1㎝×2㎝の真鍮角棒を長さをドア幅に指定して金属商社にオーダー。
無垢材より角パイプの方がずっと安いし見た目も変わらない。合理的に選択するなら角パイプだろうが、ここはずっしりと重く中身の詰まった無垢の角棒を選択。小さくとも中身のぎゅっと詰まったLWHには無垢材こそ相応しい(わかる人だけわかれ)。

購入した商社は職場から徒歩で行ける場所にあるので送料節約のため昼休みに直に引き取りにいき、DBの孫悟空のように斜めに背負って自転車で持ち帰る。

 

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納品書と真鍮角棒

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如意棒のようにして持ち帰ったところ


次の週末に最後の仕上げ工事。なんだか指定した長さと随分違うのをグラインダーで整え、荒く処理された表面をバフがけでひとしきり磨くとタイル小口に接着剤で張り付け、ドア枠との両脇の隙間をコーキングで埋めて終了。

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切断加工費とっておきながらこんなに長さが違うってどうよ(呆)

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表面を軽くバフがけしてから接着

 

これで二度目の玄関工事の工程を全て終了。いや面白かった。

真鍮の魅力は新品のピカピカよりも渋く経年変化したところにある。この玄関も時の洗礼を経て渋く古びてくれるのを期待。