カサエゴ

Casa Egoista (定員一名の小さな家)

密楽の日々

春を食す

春の訪れとともに一斉に芽吹いた家周りのドクダミ。放っておけば風雨にさらされて固くいびつに巨大化するドクダミの葉だが、さすがに芽吹いて間もないこの時期はまだ初々しく、柔らかく端正で程よい大きさ。うむ、食べごろだ。一番葉をボウルいっぱいに摘み…

春の朝

今年も元気よく芽吹いた夏櫨 春は萌生と別離の季節。

介護生活

急に牧草を食べなくなり、ケージから外に出ようとしなくなったので病院に連れて行ったのが昨年の夏の初め。夏バテかと思っていたところ、検査の結果奥歯が半分以上なくなっているのと動脈硬化を患っている事が判明。歯がなくては硬いものを食べられないわけ…

Echika池袋

ここの通路はタイルがいい。用いられているのは超定番のメトロタイル。以前のエントリでもちらと触れたが、俗にサブウェイタイルとカテゴライズされるこの種のタイル、実はかなり好きだ。虚飾を排したデザインはクリーンで機能美に溢れ、しかも安価。これぞ…

黒く煮れ

家では布ぞうり※1を愛用。スリッパと違う素足に近い感覚がいいし、床の乾拭きにもなる。あ、お客様には普通にスリッパを出します。だが当然ながら冬場は冷える。足が冷えるなら靴下を履くのが普通だが、なにせ形状がぞうりなもので、靴下は合わない。鼻緒が…

置き換える

もはや定番今回の出張で前泊するビジネスホテルには当然ユニットバスしかない。しかし、地図を見るとそう遠くない距離に有馬温泉がある。であれば無類の温泉好きとして取るべき行動は決まっている。チェックインは後回しにして温泉に直行だ。カラーリングが…

旧友はシャネラー

帰宅途中に立ち寄ったカフェで、偶然古い友人に合う。本当に偶然に注文待ちの列で前後して並んだ次第。珍しいこともあるもんだ。顔を合わせるのは実に数年ぶり。一頻りお互いの近況を報告し合った後は四方山話に花が咲く。話のネタもつきたところで、「そう…

今そこにある危機

直撃したら首の骨折れるな

転倒虫のサンバ

昨日のエントリで「たった一日で消えてしまう…」とか書いたが、よく考えてみればあれだけ積もれば一日で消えるわけもないな。成人式の日にいきなりきつい洗礼を受ける事となった新成人は気の毒だが、なあにこれくらいの方が後々までの語り草になって思い出深…

雪の月曜日

うってかわって朝から雪が降り続く月曜日。休みの日に部屋から眺める雪景色は最高ですな鳥たちの食事処も臨時休業雪はよい表の夏櫨もこの有様こんなに積もっても一日で跡形もなく消えてしまうのが東京の雪友人からは車がスタックして大変だとかいうメールが…

冬のツグミ

よく晴れた日曜の朝というか昼前、窓の外の騒々しさで目を覚ます。窓の外を見やればツグミやメジロが裏のモチノキに群がり、一心不乱にその実を啄んでいる。押取り刀でD200を手に取り、驚かさないようにそうっと窓辺に近づくが、小柄なメジロは早々に気配に…

新年初バチあたりコメント

仕事始めは、職場のスタッフと互いの正月休みのエピソードを雑談混じりに報告し合う。「娘の友達がね」「ふん」「正月休みに神社に巫女さんのアルバイトに行ったんだって」「へー」「巫女の衣装着たくて、それが目当てで行ったってのに」「あの白い着物に緋…

平成廿五はつまゐり

正月は嫌いでもイベントとして初詣には行く日没後の氷点下の気温の中、まあ冬は寒くなくては冬らしくないし。凍てつく一の宮手水にもつらら境内も参道もアイスバーン、助走つけて滑って遊ぶのが冬の子供のあるある対照的な関東平野。今年の初富士山は新幹線…

神楽坂裏(秋)

家から神楽坂へは歩ける距離、最近この辺をぶらぶらする機会が増えた。裏庭感覚この街の魅力は裏の顔にある。表通りの喧騒を逃れてくねくねと入り組んだ隘路をふらふら歩けば、下町ではお馴染みの家の前に並べられた植木鉢が目に留まる。そこかしこに水汲み…

欅再び丸坊主

早朝から響き渡るチェーンソーの音。一体何事かと窓の外を見ると、またしても眼下に生える欅の枝が落とされ丸坊主に。その後も響くチェーンソーの音とともに、付近の欅の木もみるみるうちに同じような姿になってしまった。今秋こそは眼前に広がる黄金色に色…

Bad Day

一昨日の都内の天気予報、午前50%、午後から0時まで30%結果。一日中雨。昨晩の天気予報。0時まで20%から30%。結果。100mm/h以上の豪雨。「……。」30%を二回続けて引いたか。素晴らしいね。ちなみに今晩の降水確率予報は10%、これでも降ったなら予報官は有り金…

17号の夜

ほんの二週間前まで最低気温27度をキープしていたと思ったらその後はあれよあれよという間に気温が下がり、これは快適と思う間もなく台風が到来。家の夏櫨はまだ紅葉していないが、台風の到来にはさすがに秋を感じぜずにはいられない。と呑気な事を言ってる…

例祭2012

9月最初の土日は坂下の神社の例祭※1。例によって眼下の駐車場はささやかながら屋台が賑やかな縁日だが、二年前は家の中から手に取るように丸見えだったその風景が今年は全く見えなくなっている事で眼前の大欅の枝ぶりの復活具合を再確認する。二年前の縁日…

27度マニア

ミンミンゼミからツクツクボウシに蝉の声が変わって久しく、八月も終わりに差し掛かって秋の気配がし な い。自転車通勤者として日々の天気予報チェックは欠かさないのだが、八月始まって以来この方、東京の最低気温はほぼずっと27度をキープ。ごくたまに26…

マニハウス再び

昨夏の完成から一年ぶりにオーナーのMさんご夫妻からマニハウスにご招待頂く。前回伺った引渡し当日から一年、真新しかった杉の床はよく使い込まれて無数の傷や凹みがついているが、ピカピカの合板フローリングだったら無残としか言いようのないボコボコさ加…

不快指数100%の描写にチャレンジする

台風の夜、帰りの地下鉄ホームは朝のラッシュ時を凌ぐ程の人で溢れ、ホームから今にも溢れてこぼれ落ちそうな有様であればやって来た電車にもなかなか乗れない。人いきれの中電車を一二本遣り過して漸く乗れた車両は両足を床に置く隙間もない混雑ぶりで、気…

花免

家の周囲に生い茂ったドクダミがこの時期一斉に花を咲かせている。何てことはない地味な花だが、地味でも雑草でも花には華がある。ドクダミ以外の雑草は目に付くたびに抜いているのだが、蕾を付けている抜きぞこないのカタバミには思わず手が止まる。雨の土…

金環日食(なぜか文字化け)

生憎の曇り空、しかし金環日食の時間だけ図ったように晴れ間がのぞく!双眼鏡越しに繰り広げられる眼前のスペクタクルを堪能。いや眼福眼福。長生きはするもんだーしかしiPhone画像では訳わからん

午后の会話

土曜日の夕刻、シェルターを開いて久しぶりに洗車していると、通りがかりの老婦人から声を掛けられる。「これは…どこの車ですか。国産ではないですね」「これはフランスの車ですよ」「見たことないわね。これ珍しいんじゃない」「そうですね、あまり見かけま…

嬉しい言葉

久しぶりに会う友人夫婦を初めて我が家に招待する。どんな相手であっても初めて家に上げるときは少しばかり緊張する。自分の作文を目の前で読まれているような心持ち。何となればこの家は既製品ではないから、好評も不評も全ては自分で受け止める事となるか…

藤野かおり

桜が散るのと入れ違うようにほぼ満開となった藤。玄関を開ける度にムッとした濃厚な香りが鼻腔を満たす。花房が下に着くほど伸びてしまった花は結構なのだが、天に向かってアホ毛のようにニョーンと伸びたこの枝は。これはどうすればいいのだろうか。切るの…

夏の気配

日を追って気温が上昇しているこの頃、桜が散るともう夏の始まり。夏の兆しは不順な気候からも感じ取れる。今日のように、正午までは降水確率30%と謳っていながらその後突然60%に訂正され、そして20時前には土砂降りとなるろくでもない日はとりわけ夏を感じ…

二年目の夏櫨

東京はこの週末が桜の盛りで、普段は静かな近所の公園も年に一度の大賑わい。iPhone3Gの描画力はこんなもんさー桜を撮るためにわざわざ一眼を持ち出す気にはならない。自分が撮らなくても他に撮る人が幾らでもいる。例えば家の夏櫨の足元にひっそりと咲いた…

お藤さん

今年の冬は例年より冷え込んだのか、家の中の植物が相次いで枯死してしまった。7年生きたサンスベリア。通称お虎さん10年生きたドラセナサンデリアーナ。通称お竹さん何れも春を待たずご臨終の憂き目に。そんな不安な状況の中でも、モンステラは相変わらず…

人の振り見てエプロン購入

モノ減らしに努めるとかいった舌の根も乾かないうちに、またモノを増やしてしまった話。元から料理好きという訳でもなく、特に凝った料理を作るわけでもない。なので、キッチンに立つ時もエプロンの必要性など全く感じていなかった。この記事を見るまでは。…